いろいろと批判されているGo Toキャンペーン。

旅に出ようにも出られない医療従事者の方はお気の毒。そして旅行ができる富裕層を支援するより、来月の家賃、明日の食費に事欠いている人にお金を与えるべきだという声もあります。一理あるのですが、すべての人に平等な支援システムを作る前に、経済の回転が止まったら元も子もありません。とりあえず目の前にある制度を利用して世の中にお金を回そうと考えて旅に出ることにしました。

 

雪が降る前の北海道を満喫しようと登別と函館へ。

登別はJALの「どこかにマイル」で札幌が当たったので、宿泊のみGo To利用。35%割引になり、チェックイン時に15パーセント分の紙クーポンをもらいました。夕食時のお酒と旅館の売店で使えました。

第二弾の函館はJALの航空券と宿がセットになったパッケージにしたので、15%は電子クーポンです。

サウナ付き大浴場のあるビジネスホテルにしたので、夕食は外になります。クーポンが使えればいいのですが、ほとんどの店は紙のみ対応。電子もOKという店は観光客が殺到しているのか満席で入れませんでした。

 

結局、駅近くの小さなお土産店で使うことに。接客もレジも一人の青年が対応しています。

「大臣風マスク」という布マスクもあり、どこが大臣なんだろうと思っていたら、「西村経済担当相がつけていた型のマスクです」とのこと。知り合いの手作りだそうです。コンパクトなものとして、ハッカ油も購入。見慣れないパッケージのものを手に取ったら「それは北見のハッカ油が品薄になった時の代用だから、本物がいいですよ」とアドバイスしてくれました。

「電子クーポンが使えるところがなくて困っていたので、本当に助かりました」とお礼を言いながら支払っていると、お金というよりエネルギーを交換しているような気になってきました。

今回の旅行資金はニューヨーク市場で稼いだもの。ドルを稼ぎ、観光不況にあえぐ北海道で日本円を使う。地元のニュースではJR北海道の売上が半減し創業以来の危機だと報じていました。ホテルやお店の人はみんな和やかでしたが、内情はどうなっているのでしょうか。

長年、一緒に仕事をしている大物の風水師の先生は、お金を使うことを「鮭の稚魚を放流するようなもの」と話していました。どんどん大きく成長するようにと願いを込めて手元から出すのです。この話を聞いた当時の私は住宅ローンの支払いに追われていまたため、稚魚を放流するより、まとまったお金ができたら繰り上げ返済ばかりしていました。

ようやく風水の先生の教えに追いつけました。豪華な旅はしませんが、世界を股にかけてお金の循環に貢献したいと思っています。

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