「お掃除風水なんて風水じゃない」と批判されることがありますが、何千年も前に生まれた中国の風水を現代生活にそのままあてはめるのは無理があると思います。

新年を迎えるのにあたり、家を整えて気持ちよく初日の出を拝むのが、現代社会に適した開運法。東洋占術の新年は立春から始まりますが、世の中の気分は1月1日から庚子(かのえね)の年に切り替わっています。前倒しで新年の気が徐々に世間に広がっていきますから、年末の大掃除には意味があります。

とはいえ、ただでさえ忙しい年末に家中を隅から隅まで大掃除するのは、考えるだけで気力が失われます。そこで、開運のポイントとなる方位だけでも掃除するのはどうでしょうか。

九星気学では2019年は八白土星、2020年は七赤金星の年となります。そこで、八白土星の方位である東北、七赤金星の方位である西を整えておけば、新年への切り替わりがスムーズです。

八白土星が司る東北は、家相では鬼門の方位。鬼門は枝門であり、運気の枝分かれ、変化をもたらします。今年、うまくいかないことが多かったという人は、家の中心から見て東北に当たる場所を整えるといいでしょう。日当たりがあまりよくない東北は押し入れやクローゼット収納スペースとなっている間取りが多いのですが、ここにガラクタが詰め込まれていると、来年も運気の悪さを引きずることになってしまいます。

東北が整ったら、来年の方位である西に着手。七赤金星は金運や恋愛を司ります。西がきれいに整っていれば、2020年は心楽しい一年となることでしょう。五行の土の色である黄色やゴールドを置くと土生金の流れができて、七赤金星の力が強まりますが、あくまでも掃除が終わってから。雑然とした状態にラッキーアイテムを置いても、運気が乱れて逆効果になってしまいます。

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