8月8日の立秋から3日目。まだまだ暑いけれど、天の「気」はすでに秋に切り替わっています。

どんなに暑くても立秋を過ぎると「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」にしなければならないと知り、頭の固い形式主義者はどうしようもないとため息をついた若い頃。

日本の夏はますます暑くなり、酷暑の日々が続く中、その思いはますます強くなっているはずだったのですが、東洋占術を学んで考えを改めました。

天の「気」が地に伝わるまでタイムラグがあります。先を読み、どう行動すれば最大限の利益を得られるかを指南するのが東洋占術です。いくら地球温暖化が進んでも、夏の次に秋が来るのは明白なこと。

投資のことわざに「麦わら帽子は冬に買え(Buy straw hats in the winter)」というのがあります。季節はずれだと底値で買えるから(out of season, when the prices are cheapest)。

「流行遅れになってしまう」「ミニマリストは買い置きなんかしない」という反論もあるでしょうが、着実に巡ってくる季節に備えることは開運の基本です。投資の先を読むのは専門家でもむずかしくて「あの時、買って(売って)おけばよかった」と後悔の連続ですが、人生の季節の巡りなら、ある程度予測できます。

日運、月運、年運に加えて、120年で季節が一周する大運。人によって大運は春夏秋冬ではなく冬秋夏春と逆に回ることもあり、興味が尽きません。若い頃は一つか二つの季節しか体験していなくても、高齢化時代を踏まえて人生を俯瞰するのもおもしろいもの。どの季節になったら自分が最も元気になるのか、反対にエネルギーを温存しておくべき季節はいつか。灼熱の日光を浴びながら、厳寒の北風を想像しましょう。

ちなみに運気が低迷している家は時計がずれていたり、ひどい時は電池切れで止まったままだったりします。カレンダーは前月のまま。今さえ見失っているようでは、先は暗いでしょう。

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