先日さかなクンが紹介していた硫黄島の海底に生息する“タイワンホウキガニ”はカラダについたバクテリアを餌にしているそうな。その姿は綿菓子を纏っているようで、はさみの部分でちぎりながら(のように見える)黙々と食べる様がなんともかわいい。ちょうどご懐妊中だったようで食べっぷりのよいこと。生物は生きることの基本を教えてくれます。生きるために食べる。

「薬食同源」とはカラダに取り入れる食物はカラダを作る材料であり、薬同様“今”の状況・状態に合ったものを取り入れる事が大事で健康にも繋がり、不調の改善にも繋がるよという事です。

毎日30度超えを記録している夏、自然界の気は暑熱です。暑熱に対しては、涼、寒の食物を取り入れカラダの熱を冷まし、熱によって消耗した潤いを補っていきます。暑熱厳しき中、温性のラム肉ーーー旨し!とかニンニクかぶりつきでスタミナアップなど、熱分をさらに増やし大きな紅いニキビが出来たり、鼻血が出たりする事もあるのでお気をつけください。

飲食店では暑さをしのいで貰おうと斬新な冷やしメニューも登場。冷やしかつ丼、氷鍋、冷やしおでん・・・etc.飲食店さんのお客様への愛は感じます。

愛は感じるのですが、暑熱を取り去る涼・寒というのは素材の性質であってキンキンに冷やせばいいというものでもなく、ポンポン冷え冷え~で内臓が弱ってしまいます。お口に入れるものは体温以上が夏バテ予防にもなりますので、直球冷やしはほどほどに。
ほとんどの食材は加熱調理しても性質は変わりません。涼性は涼性

【涼・寒性夏野菜】
きゅうり、レタス、ズッキーニ、ゴーヤ、冬瓜、空心菜、もやし(通年)、セロリ(割と通年)豆苗(割と通年)トマト(割と通年)

【潤い補充】
豆腐、オリーブ、きゅうり、ズッキーニ、冬瓜、トマト、梅、じゅんさい、メロン、すいか、桃、レモン

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