一週間いかがお過ごしでしたか。金曜日は楽しく健幸養生をお届けします。

「汝身非汝有也」(汝の身すら汝の有に非ざるなり)

自分の肉体でありながら年齢と共に自分の思い通りにならないと感じる自分の体
年齢を重ねることは出会いや経験が増えいいこともそうでもないことも肥やしになるわと思いつつ、かつて千代の富士が引退会見で述べた「体力の限界」という言葉を時折思い出します。

中国では楊貴妃が好んで食べたとされる棗
「一日食三棗 終生不顕老」(一日3粒の棗を食べれば老いない)

棗の効能
温性。消化を担う五臓脾胃のエネルギーを補う。血液を養い精神を安定させる。

冷生飲食が多かったり、エアコンによる冷えがあったりで軟便傾向、少し食べると満腹感、食後胃が重いなどの消化器不良、気分の落ち込みや不安感、そわそわ落ち着かないわという方、料理に棗を加えてみてはいかがでしょうか。

日本で手に入るのは乾燥棗。スープに入れたり、煮物に加えたり、お茶に加えたり。
そろそろ栗の時期、以前栗と棗、黒砂糖で圧力釜で炊いたらなかなかの美味でしたよ。
棗チップスなんてものも売られているようです、気になる方はチェックしてみてください。

棗と似たものにデーツがありますが、棗とデーツは実は似て非なるもの。

クロウメモドキ科
楊貴妃が好んで食べていたと言われる。
原産地は、中国からアジア西部
鉄分・葉酸が豊富
デーツ
ナツメヤシ科
クレオパトラが好んで食べていたと言われる。
原産地は中東エジプト、イラン
マグネシウムが豊富

産地の違いでどちらも世界の美女が好んだ食物のようですが、アンチエイジングの助けにもなる血の補充には棗の方が優秀かな。

とは言え棗だけ食べていればいいということはなく、食事はまんべんなく楽しんで頂く事が健幸養生への道ですよ。
それでは今日もよい一日をお過ごしくださいね。

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