戦争を経験した世代の人からは「芋は食べるものがない時に食べるもの」、また糖質制限されている方にとって「芋は糖質の塊」と嫌煙される声も聞かれます。

芋大好き派!にとって秋になると「芋」サツマイモが楽しみなの。(ホクホク)
以前八百屋業の友人と焼き芋屋さんの焼き芋と生の芋を交換したこともあったな。あの焼き芋全部食べたんだったかな?

17世紀はじめに中国、琉球を経て薩摩(鹿児島)に伝来したサツマイモ。
西日本を襲った享保の大飢饉の中、伊予の大島(愛媛県今治市)の人々を救ったサツマイモを徳川吉宗・大岡忠相らは関東で栽培できないものかと青木昆陽に託し(その前に昆陽さんはサツマイモに関する論文を提出していたそうな)昆陽さんは試行錯誤して関東でのサツマイモの栽培を成功させ天明の大飢饉では多く人を飢えから救ったと言われています。

個人畑をやっている方は「サツマイモはちょっとやそっとのことではへこたれない、流石だ」今年の秋は悪天候に見舞われましたが、その中でも「サツマイモは大丈夫だった」とおしゃっていました。食物が育つには厳しい環境の中でも育つ、それだけ食物自体のエネルギー値が高いということ。これから冬に向かい蔵する季節へと移り変わりますが、蔵する季節だからといって消費エネルギーは変わらないのが人間社会。エネルギー容量がマイナスにならない体を作っていかねばです。自然界のすべての存在は「気」から生じています。“ミミズだって オケらだって アメンボだって~♪”みんなみんな「気」が集まって形成されています。勿論人間もです。「気」を補うものは穀物や芋類、豆など。感謝して頂きましょう。
食物繊維が豊富で加熱してもビタミンCやカリウムが損なわれず、風邪予防、美容にそして胃腸を丈夫にして気血水の不足を補ってくれるサツマイモが美味しい季節です。

万歳!サツマイモですが、食欲を高める成分も含まれていますので食べ過ぎには注意しましょう。何事もバランスよくね。

【サツマイモ】
平性(寒熱の偏りがない) 五味:甘
気血水を作り出す胃腸を丈夫にする作用があり、体の潤い成分を生み、渇きを抑える。
大便の排泄を促す。

今日から11月ですね。今日も元気に令和元年の一頁を刻んで生きましょ。

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