週末だーとホッとしている方も週末は仕事デイの方も健幸養生に繋がりますよう白鳥ともみがお贈りします金曜日のデイリーメッセージでございます。

「柿が紅くなると医者が青くなる」

みんな大好きビタミンC。大きめな柿では1個で1日に必要なビタミンCを摂取することが出来ると言われています。また喉や鼻などの粘膜を強くするビタミンAも豊富なので、感冒やインフルエンザが気になる今の季節の旬であることも頷けますね。

生柿は寒性
柿は余分な熱を冷まして潤いを与えてくれます。発熱、喉の痛みがある時や顔が紅く熱くなりやすい、潤い不足で顔や手足が火照りやすい(寒いけれど布団から手足は出しているなど)方にはよいでしょう。
寒性の為、冷えが気になる方や胃腸の弱い方、小児にはおススメしません。そんなこと言っても食べたいのだという場合は単品で取らず食事で内臓が温まった後、一度にたくさん食べずに少量摂るなど工夫して秋の旬をお楽しみください。
干されると温性
干し柿になると温性となり、ビタミンC量は減りビタミンA量は2倍になるそうな。冷えが気になる方は生よりも干し柿がおススメ。冷えのベースには気の不足ありですが糖分は生より4倍ほど増え、疲労回復にもよいです。でも食べ過ぎはデブの素です。
温性ですので、発熱で喉が痛む、熱がりの人には不向きです。
干し柿につく白い粉は咳止めの助けとなってくれる効能もあると言われています。粉だけ舐めるのも難しいなと思うのですがね。

これからの季節、風邪やらインフルエンザやらの侵襲に怯えるわけですが疲労改善、睡眠、食事の養生で罹患してもダメージの少ない体質を作っていきましょう。
今日もよい一日を♪

(雑談)『柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺』
病気療養中の正岡子規が療養の世話などをしてくれた夏目漱石の作である「鐘つけば 銀杏ちるなり建長寺」に対してお礼の句とし詠んだと言われているそうです。後世に残る有名な俳句ですが、本人たちはどんな気持ちで詠んでいたのでしょうかね。SNSなどない時代も人が人と共有したい思いは同じなのかな。

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