今週もやってきましたカラダと向き合う金曜日、白鳥ともみがお贈りします。

12月13日は「ビタミンの日」。「江戸患い」と言われ多くの方が亡くなった脚気はビタミンB1の不足によるもので、米ぬかに多く含まれ精白することで失われてしまいます。
日露戦争時代、陸軍では戦地へ向かう兵士に腹いっぱい白米を食べさせたいという想いが栄養の偏りとなったのか、脚気による死者が多数、その頃パン食となった海軍には脚気の発病はなかった(確か吉村昭さんの小説で)と読んだことがあります。小麦も精白されてしまえばビタミンB1は廃棄されてしまいますので精製されていない全粒粉だったのかもしれません。
白米摂取量減少の現代ですが、白米を悪とすることではなく幸いにも食を楽しむということも許される現代です。副菜(ビタミン摂取)と共に体質や体調にあったものを頂くことがよろしいのではと思います。

穀類・米シリーズ

米:消化を担う脾胃の働きを助ける(体の基本物質を作り出す)
何を食べるか以前に食べたものから栄養素を作り出せる事が大事!健康の要は脾胃にあり!

白米

活動エネルギーの源である気を補います。胚芽を除いた精白米はビタミンB1が不足しがちなのでゴマをプラスすると米の糖質の代謝を高めてエネルギーを作りやすくしてくれます。

玄米
活動エネルギーの源である気を補います。白米に比べてビタミンB1、B2 ビタミンEが豊富。イライラを抑え精神を安定させてくれます。水の通りをよくする働きもあるので痰が多い、浮腫みやすい人にはおススメです。但し食物繊維が多い分、よく噛んで食べる事。まだ消化機能が未熟な子供にはおススメしません。(子供は小さな大人ではありません)
黒米
ぶどう、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンを含み目の疲れを緩和するほか、貧血の予防や血流改善の助けとなります。白米に2割くらい混ぜて炊くと美味しいです。
赤米
活動エネルギーの源である気を補います。寒熱の偏りがない白米、玄米、黒米に対して赤米は温性。ポリフェノールの一種である抗酸化物質を含み美肌にも期待⁈白米に2割くらい混ぜて炊くと美味しいです。
もち米
元気の出る食材として体力回復や母乳の出をよくするされています。アミロペクチンという粘り成分が多く、風邪を引きやすい人や人混みが苦手なタイプの人は白米に少し混ぜて頂くとよいでしょう。温性なので冷えが気になる人におススメです。
インディカ米
冷え性の人やお腹が冷えて痛むという時には消化器(脾胃)を温めてくれます。しゃっくりにも適応するとありますが、ビールを(冷たいもの)飲んだらしゃっくり出た、なんて時にはいいのかな。しゃっくり出たからインディカ米炊こう!という機会はあまりないと思われますが、たまたまそこにあったらお試しあれ。
気温のアップダウンに負けずに令和元年、最後まで健やかにお過ごしください!
今日もみなさま健幸ライフ♪

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