立春とは暦の上での春のはじまり。春と聞くとあたたかーいと両手を広げたくなるけれどちょっと後ろを振り向くと大寒。そうそうスパッとは温かくはならないですね。

心と体を健やかに、金曜日のデイリーメッセージ《健幸養生便》白鳥ともみががお届けします。

レバニラ

寒さの性質は体の陽気を奪う。寒い時期は特に内側から活動エネルギーである陽気を損傷しないように生野菜、果物、その他冷たいもの、冷たい飲み物は控えてお過ごしください。(目安は体温以上)

韮:辛味 温性
レバー:甘味苦味 温性

韮は温性で温めて血行を助ける。冷え性さんには嬉しい食材。
寒の特性は陽気を奪う他、縮こまらせ滞らせる。寒さで手先足先が紫色になっちゃったというのはこれによるものですね。この場合温めて血行促進。ですが、血管の中を流れる「血」が不足していては押し流す力ばかりでドキドキしちゃうのでしっかり中を流れる「血」の補充も必要です。
レバーは血を補う代表選手。誰が考えたかレバニラの組み合わせは冷え性さんに嬉しい一品。

血には体を温める性質、精神を安定させる性質あり。春に向け血が不足すると芽吹くエネルギーがなく心のアンバランスでは鬱っぽくなりやすかったり、不安感、イライラ怒りっぽくなったり。
春と関連する五臓の肝は血をストックして体の働きをコントロールしていますが、不足すると自律神経失調症と言われる症状などが現れやすくなり春に多い不定愁訴は血の不足が原因であることもあります。
血は運動による消耗の他、ストレスを受ける、スマホやPCで目を使う、あれこれ思案するなど見えないところで消耗しています。今からしっかり補充しておきましょう。

今日は建国記念の日、お休みの人もお仕事の人もなんだか忙しいなぁという人も、楽しく元気にお過ごしください。


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