5月最後の金曜日です。大型連休でわきゃわきゃしていた街並みが随分と昔のことのように感じます。
心と体の元気を育てる、金曜日のデイリーメッセージ《健幸養生便》白鳥ともみがお届けします。

欲する味

東洋医学五行分類、自然界に存在するものを五つに分類したもの。自然界の一部である人体に関しても五つに分類しその関連性を解いています。

食材の味を分類した五味は「酸・苦・甘・辛・鹹
この味は単純に舌で感じる味とその味が持つ機能によっても分類されています。
また食材によってはひとつの味でなく複数の味を持つものもあります。
五つに分けた味はそれぞれ五行・五臓と関連し、弱った臓を助けたりまた時には傷つけたりすることもあり適度な関係性って大事ですね。

酸味:酸っぱい味。引き締める 潤いを補う
苦味:苦い味 熱を冷ます 湿気を乾かす
甘味:甘い味 消化吸収を担う脾胃を助ける 緊張を緩める
辛味:辛い味発散させる
鹹味:塩辛い味 硬い物を砕いて柔らかくする

先日「レモンを欲する」というツイートをお見かけしました。むむむ、特定の味を欲する時そこには何か理由があるはず。


酸味には潤す力と必要以上に漏れ出ないように締める働きがあります。
体温が上がると汗をかいて熱を冷まします。同じ汗でも虚弱タイプの場合少し動いただけでも汗がだらだらと駄々洩れして潤いが不足していまうということがあります。こういった場合に酸味で締めて不足した潤いを補充するレモンが助けとなるでしょう。プラス気を補う甘味の蜂蜜でレモネードがいいかもね、とお節介おばちゃんは考えます。
緊張が強かったり、ストレスでプンプン張る感じがあったり、べたべた汗・湿気を感じるタイプには締めすぎは不向きですのでオレンジの方がおススメです。

甘い物が食べたい!辛いものが食べたい!しょっぱいものが食べたい!と特定の味を欲する時、体がバランスを取ろうとしていることもあります。また邪気が生じている時は邪気が囁いているということもあり・・・ふっ、ふふふ

週末は気温が上がってくるらしいです。焼き鳥より焼き豚だな。

今日も素敵な金曜日、健やかな1週間をお過ごしください。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事