梅雨があっという間に終わったら台風の季節ですね。
天の気は落ち着かない。大きな被害がないことを願っています。

心と体を育てる、金曜日のデイリーメッセージ《健幸養生便》白鳥ともみがお届けします。

羊羹

だいぶ昔に見たNHKドラマ 高田郁の小説「銀二貫」今では夏の風物詩となった羊羹が生まれるまでの話がドラマチックに描かれています。海に囲まれ多湿な日本の夏にはぴったりなおやつ「羊羹」。寒天と小豆が結びつくまでには大変な苦労があったのだなと思い出すのであります。

羊羹の材料である寒天と小豆は外から受けた湿気や五臓・脾胃の弱まり(冷たいもの、生もの、飲み過ぎ食べ過ぎ、疲労、加齢など)から生じた病理産物である痰湿と言われる不要な(清らかでない)水を抜き、そして加えられた甘味は発汗により消耗した気を補ってくれます。
熱い緑茶と一緒に頂くとよろしいですね。
インドではスパイシーなカレーとチャイで同様に高温多湿をしのいでいます。
今ではビジュアルや含まれたひとつの成分に着目しがちですが食事、食物はその土地、その土地で暮らす人々に適したものを生み出しているのだと食の大切さを感じます。

今日も素敵な金曜日、健やかな一週間をお過ごしくださいね。まった来週~♪

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