2022年 今年もどうぞよろしくお願い致します。
心と体にちょびっと語り掛ける金曜日のデイリーメッセージ《健幸養生便》お届けします。
春の七草粥
せりなずなごぎょうはこべらほとけのざすずなすずしろ
年初若菜を摘みその生命力を頂く「若菜摘み」、古代中国1月1日トリから始まる動物占い、7日目の人日の節句などが交わり、江戸時代になると一年のはじまりに無病息災を願って食されるようになった春の七草粥
今よりも特別だった正月、普段節制した暮らしをしていた庶民もついつい食べ過ぎ飲みすぎ安逸過度(動かなすぎ)により疲れた胃腸を労わったのでしょうかね。
東洋医学では消化作用を担う脾胃は五行の中心土に位置し、脾胃健康であれば食物がエネルギーへと作り変えられ体を支えてくれます。人も自然も土壌が大事。
春の七草は熱を冷ます、水はけを整える、脾胃を整えるなどの効能が見られます。
食べ過ぎ飲み過ぎると処理しきれず積もり積もって熱が発生します。
紅くて痛い口内炎、紅いニキビや吹き出物、口が乾く、冷たいものを取りたい、やたらとお腹が空く
などの症状におススメです。
小寒を迎え冷えが気になる方は生姜などを加えて
部分的に冷える、動けば温まる方は柚子の皮などを加えて
足のスネと言われる部分、ここを“胃の気”といい胃が疲れた、胃が弱いという人は重だるさを感じるかもしれません、そんな時は軽くマッサージしてみてください。
膝下にあるツボで
胃が重い、ぽこっと胃の存在感があるという時は“足三里”を軽くプッシュ
“足三里”は膝のお皿を手を広げて押さえた時に薬指が当たるところ。消化作用を助けてくれます。
胃がむかむかする、胃酸過多には“陽陵泉”を軽くプッシュ
“陽陵泉”は膝下外側の凸出っ張った骨の下あたり。活発過ぎる胃の働きを抑えてくれます。
胃腸の疲れを感じたら、よくよく噛む噛むことも忘れずに。
今年も一年、自分の体で望む方へと動けますように、皆さまの健幸を願っています。