台風後、風が変わったな、空が変わったな、
今年ももう終わりかな、風と共にさりぬ
心と体を育てる金曜日のデイリーメッセージ《健幸養生便》白鳥ともみがお届けします。
東洋医学の基本である陰陽五行、分けることはわかること。
五行(木・火・土・金・水)の中の味に関するものは五味「酸・苦・甘・辛・鹹」
これを季節の五行と対応させると「春-酸、夏-苦、土用-甘、秋-辛、冬-鹹」
空色や風が変わり秋には辛味をいただくとよい
辛味は発散・発汗、気を巡らせる作用があります。
日本の夏の終わり、暑さ落ち着き湿残る今頃、ちょっと辛味のあるものを食し発汗させて湿を出そうね。
ということで使われます。
ひぃーひぃー辛いスパイスや薬味だけが辛味ではなく、生姜、大根、葱、ゴボウなども辛味です。
ゴボウ
ゴボウは寒性なのに体を温める性質がありと謎の食材
ゴボウの発汗作用が湿気を追い出したり尿で排出することによって水の停滞を整え体が温まります。
秋晴れの気持ちよい季節となりますが、颱風や秋雨の多い時期湿邪との戦いとなります。雨の日や湿気を感じる方は少しの辛味を取り入れてみてください。
中国では種(ゴボウシ)を薬として用いられていますが土に埋まった根っこを食べるのは日本くらいなものだそうです。
現代のような映え力うんぬんではなく食は国や場所により気候的な適不適があったのではないかと思います。
ごぼうの天ぷら、きんぴらなんて美味しいのにね
辛味、発散や巡らせる力があるので、ヘトヘトに疲れて食事をするのも話すのも億劫だ、湯船に浸かると全体力奪われるという方は控えましょう。
今日も素敵な金曜日、健やかな一週間をお過ごしください。