みずまち☆ゆみこです。こんにちは。
この記事は一般の方向けではなく、占い師になりたいor駆け出しのみなさんにお送りします。
久しぶりの「プロになるには」タグ記事です。
今日は占いイベントに出演することになったら、のお話です。
占いの館やポータルサイトに登録して通年活動するだけでなく、単発イベントに出て新しいお客様と出会ったり鑑定したりすると活動の幅が広がります。
どんなイベントがある?
私たちの中で言う「(鑑定)イベント」とは、通年で出している鑑定メニュー以外のものは全部そうです。
例1:大型イベント
例えばフォーチュンカードマーケットや、ヒーリングマーケットなど、たくさんの出店者が集まるものが、イベントとしてはわかりやすいですね。
良い点としては、大勢の人が出店するので、お客様も大勢来場します。
全く自分のことを知らない人に認知していただけるチャンスです。
悪い点としては、自分でも集客を頑張らないと埋もれてしまって閑古鳥が鳴く可能性もあります。
現地でも人目を引く工夫が必要です。
例2:個人orコラボイベント
例年12月・1月に私がやっている「年運鑑定(翌年1年の運勢を占う」などは、個人で行なっているイベントです。
また、親しい先生と組んで貸し会議室などを借りて1日限定でやったり、「ローマ食堂」のように「食事と占い」と違う業種の方と組んだりするのがコラボイベントです。
こちらの良い点は、じっくり鑑定ができる場合が多いです。
そして、自分のことを認知しているけど予約してまでは来る勇気がなかった…というお客様に来てもらえるチャンスになります。
悪い点としては、自分を認知してないお客様に出会える可能性はないとは言えないけど低めです。
また、たくさんの方をリーディングするイベントにはなりにくいです。
例3:箱主導イベント
かつてのウラナイトナカイがやっていたような、季節イベントや新人ちゃん祭り、先日ウラナイ8が阿佐ヶ谷でやった「阿佐ヶ谷七夕占いまつり」などですね。
10数人の先生方にお声がけして、数日間の期間限定で行うタイプのもののことです。
こちらの良い点としては、全く自分のことを知らない人に認知していただけるチャンスになりますが、大型イベントほどにはお客様にスルーされにくくなります。
悪い点としては、個々の参加者にイベント全体を盛り上げるという気持ちがないと、イベント自体が盛り上がりにくいということでしょうか…
大型イベントのように出展料だけ払っておけばOKという気持ちだと、ちょっと厳しいと思います。
イベントメニューどうする?
すでに20年近く占い師をしていますが、これ本当に難しいですよね!
難しいと思いすぎてかつて「天体ドロップ」などを考案したわけなのですが、セオリーの他に時期運もあるので、これやっておけば正解というのはないんですよね…
昨年と今年はご縁もあって、まあまあイベントに出たり企画したりしました。
主に、大型イベント、箱主導イベント出演時に考える時のポイントをまとめてみます。
悩みがなくても占えるメニュー
イベントのメニューはそもそも短時間です。
そして、お客様も深刻な悩みをイベント会場でしたいとは思ってません。
(鑑定しててそういうお悩みが出てきちゃうことはあるけども)
大型、箱主導イベントなら何人かに見ていただきたいと思う人も多いので、悩みがあっても複数人に見ていただくうちにネタが尽きてしまうことも。
悩みがなくても占えるメニューとは、「来月、来年の運勢」、「あなたの隠された〇〇(魅力・才能など)」などがそれにあたります。
コンパクトに絞る
メニューありすぎても選べません。
私は実は増やしてしまいがちなので、反省の意も込めて書きますが、3〜4個が迷わず選んでいただける妥当なラインかなと思います。
そして長時間の設定をしないことも大事です。
自信がないと「自分が満足がいくまで」長々と語りがちですが、相対的に情報の価値を下げます。
じっくりと話をする鑑定はイベントではなく、通常鑑定でお引き受けしましょう。
そしてこれは特に箱主導イベントの時の話ですが、長時間お客様を拘束するのは他のイベント出展者にも迷惑になります。
大型イベントの場合はそこまで他の出展者に気遣いしなくてもよいかもしれませんが、ひとりでも多く新しいお客様を鑑定する場にした方が良いのではないでしょうか。
奇をてらいすぎない
悩みがなくても占えるメニューを考えようとするあまり、メニュー名を見ても何を知ることができるのかよくわからないメニューが出来上がってしまうことがあります。
…これも、実は私がやってしまうあるあるです。涙
これのほかに、「占いクラスタにはわかってもらえるけど、一般人には意味不明」なメニュー名というのもあります。
占いの知識がなくても占ってもらったら何がわかるのかをシンプルに表現したメニュー作りをしましょう。
イベントメニュー料金はどうする?
「お試しの場」の意味合いが強いので、たいていは通常鑑定料金より安めに設定することが多いです。
例外は個人で企画する年運鑑定などで、プレミアつけて逆に高額にしたりしますね。
こちらも主に、大型イベント、箱主導イベント出演時に考える時のポイントをまとめてみます。
安すぎない
通常のメニューよりお得な設定にしたほうがよいとはいえ、出展料や交通費、食事代、最低の自身の労働料すらも賄えないような価格は、今後の活動のモチベーションにも関わってくるのでやめたほうがよいです。
商売の収支バランスが崩れすぎていると相場を下げて、業界の停滞につながります。
めぐりめぐって自分の通常鑑定料金も下げざるを得なくなります。
また、安すぎるメニューを受けにいらしたお客様は、通常の鑑定メニューを使ってくれないことが多いです。
イベント時にしか来てくださらない、ということになりがちです。
自分が出す情報の価値を下げることになりますし、引いては占い界全体の価値も下げてしまいます。
長すぎない
「コンパクトにしぼる」のところでも書きましたが、1メニューが長すぎるのはイベントの醍醐味が損なわれます。
がっつりお客様をキャッチしたいと思うのは商売として悪いことではないのですが、せっかく新しいお客様に出会えるチャンスなので、短時間でたくさんのお客様の鑑定をした方がよいと思うのです。
またごくまれに「安い値段で長く見る」という方も出てくるのですが、本人だけが満足していてお客様にも他の出展者にも良いことがありません。
いや、お客様にはメリットなんじゃ?と思われるかもしれませんが、安すぎるコンテンツは軽んじられます。
他の出展者への恩恵はなく、箱主導型イベント主催側としてもイベントの質を下げるだけなので、控えて欲しいですね…
高すぎない
これはそんなに見かけたことがないように思います。
例えば60分で8000円などの通常鑑定料金で来られる方はまれにいて、その場合はイベントの相場からは高くなってしまいますね。
お客様にとって他の先生方に見ていただくゆとりがなくなってしまう可能性がありますし、興味を持っても試すのにハードルが高く感じてしまうかも。
自分たちが主催であれば、10分1000円のメニューは何か作ってくださいとか、30分以上のメニューは控えてほしいとかお願いすることもあります。
相場観
これは本当に難しいところなのですが、5分500円、10分1000円あたりが最低ラインではないのでしょうか。
私が占い師になってからすでに17年かな? あまりイベントの相場は変わってないような。
通常鑑定はオンラインが増えて二極化が進んでいるような気もするのですが、リアル鑑定イベントに関しては変化を感じられません。
おまけの、「天体ドロップ」でメニュー設定
天体ドロップで値付け講座というのをかつてやっていました。
これは「どんなメニューにするか?そして相場に対してどのくらいの料金設定をするか?」というものでした。
簡単にご紹介しましょう。
天体が表すこと
木星:人は他人の木星を期待して寄ってきます。イベントメニューはここ。
太陽:自信を持って出せ!通常メニューはここ。
月:ここで考えると自己満足にしかならない、ほどよく出せれば個性やモチベに。
土星:たいてい押し付けがましくなるので、違いがわかるお客様向けの特別メニューにせよ。
サイン別・クオリティ
活動:気軽にたくさん短く、おみくじのようなメッセージ
固定:ボリュームたっぷり、オリジナルなストーリー。いつものアレ
柔軟:手を替え品を替え、相手によっても変え、ニーズに応える
サイン別・エレメント
火:楽しい、エンタメ、非日常
土:お役立ち、ためになる、日常
風:TIPS、未来予測、攻略
水:癒し、共感、過去
例:みずまちの場合
私は獅子座木星なので、固定の火。
オリジナルストーリーでいつも同じ、非日常という組み合わせなので、イベントメニューとしては「水晶で見る過去世」が鉄板メニューです。
お客様独自のストーリーを水晶から見出すメニューですし、ほぼ異世界(異時代)の話をするので、非日常です。
オーラを見るのも楽しいですね。
同じオーラの色の人はいないものね。
でも太陽は牡牛座なので、通常鑑定はお仕事や生活のご相談をじっくり丁寧に見る、となります。
牡羊座の土星が出てくると、毎回違うメニューをたくさん出そうとして、空ぶって終わります。
土星はイベントでやるな同志よ。
相場料金
天体ドロップの講座では相場料金に対する高低もお伝えしていたのですが、風の時代に突入して社会的な価値観も変化しつつあるので、見直しが必要だと感じます。
なので、今回は省略。
まとめ
長々と書きましたが、ご参考になれば幸いです。
今日のデイリーメッセージによると、10月にはまたリアルイベントが企画されているようですよ!
どうぞお楽しみに。
こちらもあわせてどうぞ。