ズンバのゲームがあると知り、どうしても欲しくなったNintendo Switchを手に入れた話。

https://bob0524.hatenablog.com/entry/2020/06/29/105251

「あつまれどうぶつの森」で遊べない子どもたちを差し置いて大人が手に入れようとするのが恥ずかしく、運試しで初めて申込んだら当選しました。

当選を知った瞬間、こう思いました。

「九星の盤を見て時間を選び、ラッキーカラーの服を着て、ラッキーフードを食べて申し込めばよかった。そして、部屋の中心から見た方位で吉方位を選び、そこにノートパソコンを移動して申込を入力。そこまでやって当選したら『東洋占術の開運法はこんなに効果がある!』と宣伝できただろうに…」

でも、それだと当選しなかったような気がします。占いの神様から「たかがゲーム機の抽選ごときにここまでするとは、なんと欲深い奴」と嫌われそうだから。

占い師で株をやっているとなると、上がる銘柄を占いで選んでいるイメージを持たれます。占い学校の易講座にはトレーダーも通っていたぐらいですから。

しかし私は、株で儲けるためにも占いを使いたくないのです。高島嘉右衛門には相場の易占例もありますが、「易のような尊いものを安易に使ってはいけない」と戒めており、たやすく儲けると必ずしっぺ返しがあります。

開運法だけにとらわれて大局を見失うと、結果的に運気が下がります。

たとえば、「家を整えれば金運アップ」が強迫観念となり、四六時中掃除ばかりして家族がちょっとでも散らかすと頭に血が上って鬼のような形相になるお母さん。少々ずぼらでも、にこにこ笑っている大らかな母親がいる家とどちらが開運するでしょうか。

あるいは、良縁を求めて占い師に相談し、吉方への引っ越しを繰り返す婚活中の女性。九星気学では方位の影響が最も強く出るのが転居です。しかし、まともな男性は住む場所まで占いで決め、引っ越し費用で貯金も使い果たした女性と結婚しようと思うでしょうか。

占い学校の奇門遁甲の講座で「毎朝、吉方位に散歩すれば開運する」と聞きました。方位の影響以前に、毎朝早起きして散歩する意志力と体力があれば、たいていのことには成功するのではと思いました。

コロナの先行きは不透明ですが、とりあえず県をまたいだ移動ができるようになり、吉方位への旅を計画しています。旅先で方位のパワーを取り入れて開運するのが目的ですが、旅そのものが好きという部分のほうが大きいかも。方位と日程を選び、交通手段と宿を予約し、身軽に動けるうちは、多少のことがあっても大丈夫。旅先で楽しんだらそれで十分で、吉方位効果はおまけぐらいに考えたほうがちょうどいいと思います。

易に「笑って問えば笑って答える」ということばがあります。ぼんやりいいかげんな問いで易を立てても、はっきりした答えは得られません。でも、開運法はあまりにも目的をはっきりしないほうがいいのでは。結局、何が幸運なのか先々まで見通すのはむずかしいことだから。

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