先日みずまち先生のタロット練習会に参加してきました。
1つの質問をスプレッドを固定して各自で占って読んでいきます。この会は
「カードを雰囲気で読まない!!」
というのが掟(?)です。
タロットを読むにはいわゆる直感やインスピレーションというものも大事ですが、それはカードに対する基本的な知識と経験を下敷きに導かれるものであって、「なんとなく」とか「流れで」読むのとは違う。じっくり読む練習もとても大切です。

 

 

その日は甘夏先生がお題を出す役を兼ねて出席していて、参加者のみなさんでじーーっくりと出してくれたお悩みを占いました。
一枚ずつ検証するような形なので、全員回るのに一つのお悩みにつき1時間近くかかります。
甘夏先生も一緒に自分でも占っていて、最後に他の人のことを占うときに
「自分のことを占うのは大変。他の人を占う方が気楽。」
と言ってカードをシャッフルしていました。すごーくわかります。

 

自分のこと、それも本当にどうしていいか迷うことほどリーディングに色々入り込みすぎてしまうんですよね。変な力が入っちゃうというか。
AランチとBランチどっちにしようくらいならいいのですが、ちゃんと見てみたいことがあるなら私は自分以外の占い師さんに依頼します。そうしている占い師さんは多いのではないでしょうか。

 

ちょっと「よそ事」とか「他人事」くらいのスタンスの方が、いいリーディングができるのかも。
言葉にすると冷たいとかそっけないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、相手に寄り添うということとは別の話。
昔どこかで、「いい占い師さんとは友達にならない方がいい」という文を読んだ気がするのですが、きっとこんな理由ではないかと思います。
お客様とほどよい距離感を保てるということは、占い師としての大事な資質の一つでしょう。占いはどうしても依存的な面もあるので、双方のためにも大事ですよね。

 

 

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