私事ながら、誕生日より一日早く本日ソーラーリターンを迎えます。
立派な土星期の女となりました。年を取れば取るほど時の進み方が加速度的になる気がしますね。
そして夫も土星期に突入しており、見た目だけはすっかり落ち着いた年頃の夫婦となりました。知り合ったのは金星期だったのに・・・
昔だったら悠々自適なお年頃だったかもしれませんが、今の時代そうはいかぬ。まだまだガシガシ働かなければなりません。
それでもかなり「定年後」とか「この先」を考えることが増えました。
今は賃貸暮らしですがいつかは夫の実家の土地に帰る予定です。結婚して30年を超え、もちろんある程度そこに慣れてはいますが、住むとなるとまた別。柔軟性が年々落ちていくのに、さらにもっと後に引っ越して馴染めるのか。
ずっとあちこち動いていた私にはつまらなくもあり、未知の世界でもあります。
夫の実家は畑とか山とかがあり(実は結婚以来私は一度も行ったことがなくどこにあるかも知らないという素晴らしい嫁なのですが)地域での消毒だの下草刈りだの田舎ならではの作業があり、夫はちょくちょく土日に出かけてそれをこなしています。
今年の夏はあまりにも暑く草刈りを延ばし延ばしにしてしまい、夫は今、山がどうなっているか心配しています。
他にも神社だの寺だの田舎特有の仕事も発生するのでそれにも出かけます。イヤイヤながらもちゃんと行きます。
エライ奴だ・・・いや本人は当然と思っている所が私の当然と違うだけかもしれません。
最近思うのはうちの夫が「定年後に『何か』をあてがわなければ危険な人物だ」ということです。
だから自宅や持っている土地の管理をするとか地域の活動をするとかというのは、私にとってはなんのメリットもなく苦痛でしかないけど、夫にはうってつけじゃないかと少し前から思うようになりました。
あと、株とかもやらせたらのめり込むんじゃないのだろうか・・・
なんで「危険な人物」と考えたかというと、夫が多分
「仕事がデキるタイプ」
だからです。
多分、というのは私は学生時代は知っているけど仕事は一緒にしたことがないし、しているところを見たこともないからです(たまにテレワークの時はあるけど、ピリピリされるからあまり近寄らないようにしている)
口では「仕事しないでずっと寝てたい」「ヒマになりたい」とかいうけと「俺がいないと職場が困る」と思っているなと私は内心穿っています。
「仕事ができる」というのは「問題解決能力が高い」ということだと思います。
もし「問題」が無い環境に置かれたら、最初は「ヤッター」とか言うかも知れないがそのうち絶対面倒なこと言い出したりやりだしたりするのではないか・・・問題を人為的に作り出すんですね。
そうしたら私の自由ライフを阻害して来る恐れも無きにしも非ずでは・・・
Gが洗剤をかけられたら空気穴が塞がって死んでしまうように、仕事ができる人がヒマになったら、問題解決用の器官が詰まってしまうんだと私は思ってます。
ということで、この先がハッキリ見えてきた今日この頃、なるべく私は面倒なことはノータッチで夫に「お願いします~~」で済ませようとしています。
きっとこれを読んでいる人の中にも、口では「平和にまったり暮らしたい」とか言いつつ、本当にまったりした暮らしでは器官が詰まって大騒ぎする人も多いと思います。
ぜひ何かのご参考になればと思います。