今年の5月に私の父が亡くなりました。
なかなかに独特というか面倒な父親だったので極力疎遠にしてきましたが、残念なことに私は顔つきとか体つきが父似です。
年を取ってきたら母にも似てきたな、さすが同性とも思うのですが、もうベースが間違いなく父側由来。
もっと残念なことに私の占い好きの血も間違いなく父譲りだと思います。

 

父の場合は「占い」より「開運」という方にどっぷりハマってました。
なんでもそうですが、男性の方が女性よりストイックに、ディープにハマる傾向はありますね(ダイエットや筋トレなどもそういう傾向が出やすいと思います)

 

開運アクションだけで開運出来たら何の苦労もないだろーーー!!
と叫びたいところですが、百歩譲って自分だけでやるなら文句はない。
一番嫌だったのは、私達にもあーだこーだ言ってきたところです。印鑑(すごくハマってた)とか結婚式の日取りとか子供の名前とか影響は多岐にわたりますが、私も意外と負けないタイプなので言いなりにはなりませんでした・・・が、ストレスは溜まります。
私も若い頃は占いや開運は好き・・・でも大嫌い!許せない!みたいなアンビバレントな状況でした。

 

 

地味に嫌だったのは、年に一回、某有名な暦(具体名は控える・・・)を一部コピーしたものが、父から郵便で届くことでした。
私の生まれ年の暦部分と、妹の生まれ年の暦部分のコピー、そして「○○に気をつけなさい」という父のメモが入ってて、これが来ると一気に力が抜けたものです(すぐ捨てちゃいましたが)。

 

私と妹の間ではこれを
「不幸の手紙」
と読んでて忌み嫌ってました。
「この手紙を10人に回さないと不幸が訪れます」とは書いていないけど受け取った時点で既に一種の不幸が訪れてる。
私が占いの仕事をするようになってからも来たことがあるので大変微妙な気持ちにもなりました。

 

こういう「占い」や「開運」は超ウルトラ級の嗜好品なので、あげたりもらったりは本当に難しいです。一方的にあげるのは論外。
親子でもイヤなものはイヤでしょう。
父の子供を思う気持ちが元にあることはさすがにわかるのですが、もーーーう本当に勘弁してくれと何度も思いました。

 

なんやかんや言っても私は父の血をガッツリ継いでいるので不幸の手紙を誰かに送る可能性は高い。気をつけようと思います。
よっぽど相手の嗜好を知り尽くしている自信が無い限り、手紙は送らない方が無難です。

 

 

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