連休中に伊豆で一人暮らしの母の所に行ってきました。
年は八十代前半ですが働き者でいつも動いて何かしていて、そのせいかとっても元気。
なのですが、最近皮膚のかゆみが治らないとこぼしていました。
足や腕に蚊に刺されたような発疹ができて、そのうち水ぶくれになって潰れてめちゃくちゃかゆいらしい。痛いのもつらいけどかゆいのも辛いですよね。
一見毛虫に刺されたような見た目なので、皮膚科の先生に「草を触ったか」「ネズミがいるのでは」みたいに聞かれて、全然違う!原因がわからないし治らない!と本人は大変お怒りなのですが、原因なんてそうそうハッキリわからないことのほうが多いのでは。
私が薬局でお勤めしていた時は皮膚科・泌尿器科の薬を扱う店が割と多かったのですが、若い頃はよく「お年寄りはあちこちかゆくなるもんなんだな」と思ってました(特に頭皮となぜか耳)母も実際のところ、大元の原因は老化じゃないかと私は勝手に推測してます。
私は去年「ばね指」に悩まされたのですが(指の曲げ伸ばしがうまく行かず、戻そうとすると弾くようにカクンとなって痛む)、調べると更年期の女性がなりやすいらしいとのこと。他にもあちこち痛くなって整形外科を受診しましたが「更年期」って理由多すぎじゃないかってよく思っていました。
そして母を見ていると「二十年後はこうなるか・・・」とリアルに想像できちゃう。今度は「老化」が理由になるのですね。
人間は肉体的に劣化は避けられない、致死率100%の生き物です。劣化と抗ってもしょうがないので抵抗しつつも折り合って付き合っていくしかありません。
私はなんとなくでも「次はこうなる」みたいなのがわかるのはありがたいです。わからないものって怖くないですか?
家に帰ってからゆったりした綿100%の下着(かゆがるので)などをネットで買って母あてに送りました。
うちの母はものすごい倹約家で、新しい物をあげてもしまい込んで「まだ使えるから」とボロボロなのを永遠に使います。なので「もし死んだときに新しい下着がタンスにあったら許さないからね」と脅しておきました。早くかゆみが良くなることを願います。