初夏のように暖かいと思ったらまた真冬のような陽気ですね。
私はお年頃真っ最中で(お年頃が来るのが遅い!)ちょっとくらい寒い方がラクだななんて思いつつ過ごしています。年取ったわ。
最近土星期に突入した私。年を取ると色々なものを失います。
体力はもちろんだけど目も老眼だし(私は40才手前くらいで気づきました。前の仕事で机の上の自分のそばに置いた処方せんが読みにくくなって気づきました)髪のボリュームも落ちました(一時期恐ろしくなるほど抜けた・・・が今は止まってやや回復した)。
でも一番落ちてきたのは「柔軟性」ではないでしょうか。体じゃなく精神の方。つくづく実感するのです。
若いところは引っ越しなどで色々な土地に住んでそのたびに子供の学校も変わったし、仕事も色々な職場を渡り歩きました。
どんどん変わるのがそれほど苦じゃなかったし、気分転換とまではいかなくても違うことが、変わることが楽しかった。
その私が!!
「変えるのがおっくう」「新しい物事はおっくう」となっていくのがわかるんです。
経年劣化がすごいです。でも、これは私に限った話ではなくて多かれ少なかれみんなそうなるのではないでしょうか。
若いときには多少自分に無理がかかっても、向いていないことでも、ある程度はできたりするんです。
でもだんだん柔軟性が落ちていき、残るのは「自分のコア」みたいな部分だけなのか・・・?
もちろんいくつになってもチャレンジはできるし、平均寿命が長いこの時代に生きるならその性質は絶対必要。そのためには若い時に色々やっておくことは器を大きくしておくことは大切だし、いつまでも世の中の動向にアンテナを張っておくことは重要だとは思ってる。
・・・という話と大きく矛盾するけど、ある程度の年になったら「自分が持っているものをめいっぱい利用する」ことに目を向けたほうがいいのではないでしょうか。
若い時に苦手だったことは年をとったらもっと無理。無いものは探しても無い。
今そこに無いなら無いのです。
自分の分を理解すると、「これは私には無い」と諦めることも出てくるかもしれない。諦めるというと残念な響きですが「あきらかに見て」自分ができることと無理なことを分けてそぎ落としていくことは決して残念なことではないはず。全部は持てなくなります。
私は算命学で観ますが、わりと算命学は「無いものは無い」とそぎ落としていくタイプの占術だと思ってます。
わりと中年以降の方が好む傾向がありますが、そういう性質がある程度の年代からの人たちにフィットするからではないかと思ってます。ご自分のなかに「有る」ものを知りたい方かおすすめです!!