易で使う筮竹の「筮」という漢字。下は巫女の「巫」で、天と地をつなぐ通路の横に人が二人。占い師が一人だけではリスキーなので二人いるのでしょう。

占い師は天から地へのメッセンジャーですから、「すごい先生として崇められたい」なんてエゴがあってはいけません。そんな欲を出すと、天から地への通路はたちまち詰まってしまいます。

そうは言っても、現実にはなかなかむずかしい。中華街の占いの店に座っていた頃は、リピートのお客さんが来るとうれしかったし、同じ日に座っている同僚の売上げとつい比較してしまったものです。

その点、半年前から始めた献血ルームのボランティア占いは気楽です。その日に献血した人がふらっとやってきて、占い師の名前も出していないので予約しようもありません(本来なら占いは無料でやるべきではありませんが、貴重な血液を差し出した対価ということで占いの神様に大目に見てもらっています)。

たまに「どうしてそんなことまでわかるんですか!」というお褒めの言葉もいただきますが、それは私の占い能力ではなく、ただただ自分を無にしているから、天への通路がスムーズに通じているからです。

ただし、この通路は浴室やキッチンの排水口と同じで手入れを怠っていると詰まってしまいます。定期的なクリーニングとして活用しているのが、ウラナイ8のメンバーによる読み会です。

玉紀さんのインナーチャイルドカードの会は3カ月ごと、柔軟宮の月に参加しています。「ちょっといいですか」と、人のカードまで読みたくてしかたなくなり、献血ボランティアを思い立ちました。

そして杏子さんのタロットと易の会。メンバーがその都度異なり、占的もさまざま。占う側、占われる側が入れ替わるので、天への通路に強力パイプクリーナーを置くような効果があります。

5月の連休、玉紀さんがメール鑑定を紹介していました。深瀬まるさんはすぐに締切になってしまいましたが、北沢かなこさん、白珠ちかさんに申込みました。

https://note.com/5elements/n/n8d681ffd1361

若い占い師さんが天から地へおろしたメッセージ、しかと受け取りました。

毎日の掃除も大切ですが、たまには人にやってもらうのもいいものです。自分では手が届かなかった部分がきれいになります。

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