帯広の六花亭や枕崎の薩摩白波など、日本各地の土地に根付いたホワイト企業に接するのも旅の醍醐味の一つ。

「こんな企業で働けたらいいだろうな」と想像するのですが、「いやいや、どんな企業でも私には無理」と思い直します。

ホワイト企業に入社するのはラッキーなことですが、人によりけり。組織に向かない人間にとっては、かえって足かせになります。「こんないい会社を辞めるのはもったいない」と不本意な人生を送ることになるかもしれません。

30代になったのを契機に独立し、30年近くフリーランスで働いてきましたが、自分の才覚で稼いだだけお金が入ってくるのが痛快で、忙しいのもあまり苦になりませんでした。

玉紀さんがかつてお勤めしていた鍼灸院。当時はかなりブラックだったそうです。

https://lady-joker.com/20170409-rokuzon/

上記にも書かれている通り、ブラックだからこそ「とっとと脱出して独立したい」という強いモチベーションが生まれ、玉紀さんにとって貴重な学びの場にもなりました。

あの職場で学んだいちばん大切なことのおかげで、わたしは零細治療院として独立してからも、幸いにも食いっぱぐれることなく生きています。何を学んだか、それは治療技術じゃなくって、営業のやりかた、だったとおもいます。お金を払って通ってくる方々の要望をいかに叶え(叶えられないこともあるし)どこまで合わせるか、どこからは言いなりにならないか、そのあたりの距離感と力加減、についてです。ものすごーーーくブラックな、人の心の裏側にまつわる秘密をたくさん教わりました。こういうところには決して書けません。

もし、玉紀さんがお勤めした治療院がホワイトだったら、このウラナイ8も誕生していなかったでしょう。玉紀さんが学んだ営業のやりかたによって、ウラナイ8は成り立っています。

ホワイト企業に運良く採用されたら、その幸運を幸運を目いっぱい享受しましょう。そのまま定年まで勤め上げようと思えるなら、最高のマッチングです。何かが違うと感じてたら、その感覚を無視せず、次の手を考えましょう。ホワイトはブラック、ブラックはホワイト、すべては表裏一体です。

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