先週の土曜日に開催された「ぐるぐるワンダーランド」、大盛況でした。空いている枠があれば入れてもらいたかったのですが、かろうじて玉紀さんの当日枠に滑り込めただけでした。
でも、透視は5年前に強力なのをやってもらっているから、当面はあの結果を繰り返し味わっていればいいのでは。ゆみこさん、杏子さん、まるさんの3人による透視&水晶リーディング・エキシビジョンで、先日、杏子さんがYouTubeを発掘してくれました。
時は2020年3月22日。新型コロナウイルスによるパニックで、株式市場が大暴落した時期です。ニューヨーク市場では下げ幅があまりにも大きくて、取引をストップするサーキットブレーカーが何度も発動しました。この時も大統領はトランプでした。
今回の乱高下もひどいけれど、2020年3月はコロナへの恐怖もあり先行きがまったく見えない状態でした。ニューヨーク市場が開くのは日本の深夜ですが、見ると眠れなくなるので早寝。それでも朝のニュースを見てはますます絶望的になる日々でした。
そんな時の透視&水晶リーディング。
ゆみこさんが描いてくれたのは、中世の騎士。甲冑に身を包み盾と剣を手に突き進んでいます。そしてアドバイスとして、川のほとりで砂金を救う静かな画。時間をかけて、流れてくるものを待っています。ピンと来ました。戦いを挑んでいるのはニューヨーク市場。しかし、世界的な大事件の前では盾も剣も役に立たない。これは待つしかない。砂金(配当)は定期的に入ってくるのですから。それにしてもこの二つの画、投資の教科書のキャピタル・ゲインとインカム・ゲインの挿絵のようです。
杏子さんの画は、園児数人を保育カートのようなものに入れて引っ張っています。かなり負荷をかけて力づくで引いているので、筋トレで鍛えることなのかと思いましたが、カートの中に入っているのは私が買った銘柄です。何も私が引っ張る必要はなくて、園児と遊べばいい。企業の行く末はCEOなりCOOがちゃんと舵取りしてくれるのだから。お金を擬人化して会話する癖があるのですが、円からドルになってニューヨークに行った私のお金は、ジェットコースターのような乱高下があっても退屈な日本に帰るつもりはないそうようです。
そしてまるさん。林の中を駆けてきた武士がスパイダーマンのように近代的なビルを上り出した。ビルの中に入ればエレベーターもあるのに、外壁を上って危険極まりない。新しいセオリーがあるのにこれまでの成功体験に固執している。こんなことを続けていたらいつかは落ちる。ビルはニューヨークのウォール街。妙な勘の鋭さと運の良さを頼りに売買してきたけれど、それも限界ということでしょう。
といった解釈がその場でできたのではなく、5年かけて出したものです。コロナの後もウクライナ侵攻で市場が揺れ、そして今回の関税騒動。もう売買はあまりしていません。これぞと思った企業を長期保有し、下がってもしかたがないと割り切るようにしています。相場師に必要なのは胆力ですが、今は長期ホールドできる握力で荒れた市場を乗り切っています。
「ぐるぐるワンダーランド」では、さまざまなイメージが飛び交ったでしょうが、すぐに意味がわからなくても、そのうち「こういうことだったんだ!」という瞬間がやってきます。いずれにせよ、日常とはまったくかけ離れた視点から自分をみてもらうのは貴重な体験。ぜひ定期的に思い出して、何を伝えるメッセージだったのかを再考してください。