今週の火曜特番は、再び深瀬まるがお届けいたします。

そういえば!! 20代前半に一度だけ西洋占星術のカフェ鑑定を受けたことを思い出しました。

場所は吉祥寺の喫茶店。その方は霊感系とかではなく、正統派の西洋占星術師(女性)でした。当時インターネットもさほど普及してない時代ですから、一体どうやってその方を見つけたのだろう?誰かの紹介だったのか?うーん、まるで覚えてません。

たしか、大学を卒業して就職するまでの春休み期間に占ってもらったのかなぁ。総合鑑定をしてもらい、最後にひとつ質問しました。「がんばれば、思い通りになりますか」と。社会人になる前で、夢と希望に溢れていたのでしょうか。世間知らずな質問です。

その占い師さんは、「うーん、それは…」と言ったきり、黙ってしまいました。その返答に、あれ?そうじゃないのね…と思った記憶があります。

その後、社会人になり、あんなことこんなこと経験し、途中で占いの勉強を始めたりして、今に至ります。で、当時見てくれた占い師さんの「うーん、それは…」の後に続く言葉が、自分なりに見えてきたので、今日はそれを書こうと思います。

***

これまでを振り返って、自分の人生こうだったな〜って思うことがあります。

それは、的を狙うと外す。
しかし、諦めた途端になぜか手に入る、という己あるある法則です。

金も異性も受験も仕事の評価も、いわゆる物質的な成果については、その己法則にほぼほぼ則ってる気がします。「うまくやろう。手に入れよう。勝とう。ウケよう」。こう思ったことは、だいたいダメ。玉砕してる確率高いです。あらゆる的を外しまくってた若い頃!

それでも若いとエネルギー余ってるから、当面しつこく的を狙うんです。いつか手に入ると根拠なく信じてたので。だけど何度も期待を裏切られると、ある時点でふと、もうどーでもいいわってなる。飽きてしまうっていうか、執着の呪いが解けるっていうか。

しかし私のゲームは、そこからスタートなんですね。的に興味を失った途端、突然潮の流れが変わる。かつては物凄く欲しかったけど、もうどーでもよくなった途端、拍子抜けするくらいスルッと手に入る。がんばって努力しても、びくともしなかったのに、気持ちが死んだ途端、運が動き出すのです。手に入ったところで、今さら感満載なんですけど…。

その一方で、変な運はある。たぶん。ノーマークの分野から、サプライズギフトを受け取る運は持ってる気がします。不意打ちに突然ピンポンされて、見ず知らずのところからギフトが届く運(比喩です)。ただあくまでもノーマークなので、ギフトと言っても、寝耳に水って感じで、嬉しいというよりはその都度びっくりするんですが。あれはとても不可解。で、よくわかんないけど、とりあえずそのギフトを開けて、中身を活用すると、割と上手く行く。ただ、なんで私今これやってんだろう?という不可解さは常につきまといますが(笑)。

そんなわけで、これまで長くトライ&エラーして辿り着いた自分への教訓は、「的は狙わない」です。ついでに「サプライズギフトは、とりあえず受け取る」です。これが私の運との付き合い方かなと、今ではまぁまぁ得心しています。

とはいえ、「物質的にどうもうまくいかない、何でだろう?」って思ったことは、結果的に占いを学ぶきっかけになったので、それはそれで良かったかなと思ってます。

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で、これは私の場合であり、もちろん世の中には、的を狙って当てに行く人も当たり前ですがいます。だからといって、一見うまく行ってるように見える人にも、その人にしかわからない葛藤や悩みがあるので、単純に羨ましいとも思いませんねぇ〜。ジャイアンにはジャイアンの事情が、スネ夫にはスネ夫の事情が、のび太にはのび太の事情がありますので。

ってなことで、「運って、なかなか思い通りにいかないけど、そこがまた面白いです」っていうのが、あの時の占い師さんへ私からのお返事です。と無理やりまとめる。おわり〜!

来週火曜はいよいよ甘夏弦さんが、登場しますよー。どうぞお楽しみに!

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