人気ライターのヨッピーがツイッターに投稿。

霊感商法的なものがおしなべてカスなのは当然として、朝の番組で星座占いを当たり前みたいに流したり、占い師を地上波に出して「わー、当たってる〜」とかやるの全部地続きなので一律に規制した方が良いと思う。

さすがにこれは言い過ぎで、「宗教や精神世界一般に拡大すると結局何も手を付けられなくなる」「これをやると全体主義になる」など批判的なコメントが寄せられています。

手相が宗教の勧誘に使われているのはよく聞く話ですし、霊感商法までいかなくても占いに依存して自分で判断できなくなっている人もいます。カルト宗教をめぐる報道が多くなるにつれ、占い業界も厳しい目で見られるのでしょう。

 

私が共感したコメント。

んー、これは規制しないほうがいいと思うよ。占いとかの『胡散臭い』モノに対する免疫が無くなっちゃうから、カルトとかに騙される人増えかねない」

占いがカルトの入口となるリスクがある一方で、怪しげなものがすべて規制された無菌社会になるのも危険です。時々、占いに接して「当たることもあれば、はずれることもある」を経験するのは悪いことではないし、占いを通して自分の気持ちを確かめるという使い方もあります。

オウム真理教には理系の学生の信者が多く、入信した友人を救出しようと教団に向かい、ミイラ取りがミイラになったというケースもあったそうです。理論で説明できる世界だけを学んできた真面目な学生はカルトの餌食になりやすいのです。

 

占い師側の心得。2019年11月のデイリーメッセージ《占い師は下から三番目の仕事》。

小野十傳先生が師匠から聞いたという言葉です。

最低な職業は泥棒。人のものを盗んでお金を得るから。
次は乞食。座って人からお金を恵まれるから。
占い師はデタラメをしゃべってお金をもらうから、三番目に最悪な職業。

泥棒ほど悪くはないけれど、大手を振って自慢できる職業でもない。必要とされることもあるから、世の中の片隅で待機している。世間からの逆風をやり過ごすには、これくらいの低姿勢がいいのかも。

 

このところウラナイ8ブッククラブで経済や株式市場の本をよく紹介しているのは「経済の専門家の予測は占いのようなもの」と書かれていることが多いから。アメリカ株の入門書『ウォール街のランダムウォーカー』では「証券アナリストの業績予想は占星術よりお粗末」と切り捨てています。年末年始には日経平均株価と為替の予測が経済欄に並びますが、誰かの予測を100%信じて損をしても自己責任です。

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