先日、杏子さんの易の読み会で「オリンピック期間中、どう過ごしたらいいか」で易を立ててもらいました。同じ占的について参加者全員が占うことが多いのですが、こういったアドバイス系の場合はAさんがBさんを占い、BさんがCさんを占うというスタイルに。このほうがピンポイントで個人へのメッセージ性が強く打ち出されるのです。

私が出してもらったのは風火家人の初爻。

ワーケーションと称してこっそりと一人であちこち出かけているのですが、オリンピック期間中は世間が騒然としそうなので自宅に引きこもる予定です。風火家人、まさにぴったりです。

風を五行の木と取り、薪に火をくべて煮炊きをする家庭的なイメージ。妻が家事に励み、夫は家長らしく堂々とせよと易経にはありますが、今の時代はどっちが家事をしてもいいし、わざわざ火をくべなくてもおいしいお惣菜が手に入ります。

私にとっては家の中に新しい風を入れよというメッセージにも取れます。

東洋占術では風の方位は東南、季節は春から夏。易の卦は巽、九星気学は四緑木星。縁談や商談をととのえ、人間関係を円満にし、利益をもたらします。

西洋でも、風は新しい視点をもたして人生を展開していくというイメージがあります。

風(wind)の語源は北欧の古語で、風に「目」を加えたのが窓(window)。ガラスのない時代、単に家に穴を開けたのが窓で、そこから外を見ることができ、新しい情報ももたらされたのです。windowはこれまで知らなかった大切なものを見せてくれる媒体であり、こんな例文が紹介されました。

That space telescope is our  window to the starts.

あの宇宙望遠鏡は星への窓です。

私にとっては英語が世界への窓です。だからこの年になっても英語を学ぶことがやめられません。

そして、window of opportunityは絶好のタイミングという意味。窓から風が入れば、新しい機会がもたらされます。東洋、西洋ともに風通しの悪い家は凶。コロナで海外との交流が途絶え、我が家の客室は物置となりつつありますが、この機会に片付けて外国人旅行者や留学生を迎える準備を整えたいと思います。

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