昨日から始まった阿佐ヶ谷七夕ウラナイ祭り。3年目を迎えた今年は、3人の女神を一巡するというスタイルです。運営のお手伝いに出かけて、ちゃっかり空き時間を見つけて占っていただきました。同じテーマでも3方向からスポットライトを当ててもらうと、さまざまな可能性が浮かび上がってきます。
自分も人を占っていた頃を思い出しました。
中華街の占いの館に座っていると、訪れたカップルに相性を占ってほしいと言われることがよくありました。恋人同士としてデートで中華街に来ているのですから、相性が悪いわけがありません。二人の命式を出して、仲良くなる要素を拾い上げて伝えます。そして二人のリアクションからコールドリーディングを駆使して「ほら、そういうところが彼(彼女)に好ましく思われているのです」とか言っていました。まるで詐欺師。
むずかしいのは片思いの相談。お相手の命式を出しても、本人がいないとコールドリーディングができないし、そんなに好きなのに相手にされないというのは相性が悪いのではないでしょうか。苦しまぎれにお相手の好む理想のタイプを話し「そんな人になれるようにがんばってね」とお茶を濁していました。
たまに「推しとの相性を占ってほしい」という依頼もありましたが、本人がフィクションとして割り切っているのなら楽です。想像をどんどん広げてどこまでも甘いファンタジーを語ればいいのですから。
実際のところ、性格は固定されたものではなく、相手との関係によって決まります。AさんにとってBさんは意地悪な人だけど、Cさんにとっては親切な人ということはよくあります。
「この人といると自分の長所が出せる人」とだけ付き合い「この人といると欠点が出てしまう人」を避ければ人間関係のトラブルは避けられます。「この人といると見栄を張ってしまう人」は浅い付き合いならいいけれど、結婚はまず無理。「この人の前では素直になれる人」が結婚相手としてはベストです。
そう考えると友達は多くなくてもいいのですが、人間関係を選べない学校や職場ではそうもいきません。相性が悪くて自分の悪い面を出してしまいがちになるなら、そういう傾向を意識して自重するしかないでしょう。
最もきついのは、親子で相性が悪い場合。私は母、そして兄弟との相性が悪くて苦労しましたが、すでに母は亡くなり兄弟との縁も切れました。家族を悪く言うのは日本的な価値観からするとはばかられますが、相性が悪いのはしかたがありません。子どもの頃は家族が選べなくて若い頃は職場の人間関係で苦しい思いをしたけれど、老年期になって好ましい人とだけつながれる自由を満喫しています。













