有名占い師、今注目の占い師の皆さんの生の声を聞きに行く「占いインタビュー」
占いの世界で様々な形で活躍している方々に、「どうして占いの道に?」「どうしてそういう仕事の形態に?」などの色々な質問をしていきます。
今回はウラナイ8の編集長、翡翠輝子先生のVOL.2です。
VOL.1はこちらからどうぞ→★
日本語学校教師時代について伺いました
いいえ、週刊誌の仕事はいきなりページが空いて穴埋め記事を作ることもあるのですが、その時編集者から「取材する時間もない。自作自演で占いページをすぐ作れ」と言われ、とっさに作った名前です。
そのころ、水晶玉子さんと仕事することが多く、彼女もこんな感じで占い師名を作ったと聞いたから、あやかった名前にしました。水晶玉子のパチモンでありながら、より本格派っぽい感じですね(笑)
私は中華街は新人占い師向けだと思います。 それこそデートで来たカップルが「私たちどうですか」とか聞いてくるけれど、もうお付き合いしていて、きれいな恰好をして中華街に来ている。 それくらいなんだから結果が悪いことはない。
その頃聞いたのは、やっぱり一番ヘビーなのは電話占い。家でゴロゴロしながら電話一つで占ってというのと、ちゃんとおしゃれして電車に乗って中華街に来て占ってというのでは、内容の深刻さがが全然違いますね。
続けても良かったんだけど2年も続けると同じことの繰り返しかなって思いました。いっぱい学ぶこともあったし、それが縁で阿佐ヶ谷の七夕祭りの占いイベントが始まったのは大きな収穫でした。
でも やっぱり対面鑑定は苦手と思ったんですね。占い学校の同期ですごく意気投合した人がいるのですが、その人は対面の鑑定向きで、あれよあれよという間に予約で3ヶ月待ちという人気占い師になりました。
同じロジックを学んだのになんで違うんだろうと思ったのですが、彼女が言うにはあまり頭で考えてない。とっかかりは四柱推命や易だけど、お客さんを前にするとこの人にこういうのを言いなさいって言うのが降りてくるようなのです。それが降りてくる人と降りて来ない人がいるんだと思いました。
あとは私自身の器のもろさと言うか、これは占い学校で聞いた話なのですが、 勉強して占い師になった人の一番の悩みは、占ったお客さんから悪い影響(気)を受けてしまうことなんだそうです。
私は日頃から運の悪い人とは付き合わないようにしているんです(笑) そんな利己主義な人間なのに鑑定をやっていけるのか。中華街にいるなら耐えられるかもしれないけど、本当にシリアスな依頼が来たら受けとめられるのか。自分は能天気だから相談には乗れないなと思って、それでもうライターでやってこうと思いました。
成績が悪いと首を切られるので、いつも 次の3ヶ月持つかなと思いながら、易のレッスンの時にあんこさんにそれを占ってもらっていました。
本当に自分で自分を洗脳していて、 外国人と交流するために日本語教師になったのに、いつの間にか大きな目的を忘れて このきびしい生存競争の中で生き残ることが目的になってしまっていました。
方向を誤っていたけど、こんな3年間を過ごしてみるのも良かったんじゃないかと今となると思ったりします。今の自由がすごくありがたいものだと思えますから。
生徒との交流はすごく楽しかったですよ。だから「教える」ということを、これからもウラナイ8で講座やワークショップでやって行きたいと思っています。
人が人を教えることのスタイルはどんなのがいいのかというのが今、世界中で変わっている感じがします。昔は先生は偉くて情報をたくさん持ってて、それを一方的に教えて学生はノートを取るというスタイルでしたが、今はそれじゃダメでしょう。
学生だって、みんなどんな情報でも入手できる時代。ネットを駆使すればある程度のことは大体わかる、そういう前提でどういう風に教えていくのかということが、占いの世界でも大きな 課題になってくると思います。
VOL.3(完結編)は来週木曜日にアップします。
どうぞお楽しみに。
VOL.3はこちら
VOL.1はこちら