玉紀さんのインナーチャイルドの会を3カ月ごとの道しるべとしていたのですが、このところのお休みで迷子になりそう。そこで、ウラナイ8号室での年筮の日、1時間早くお邪魔してインナーチャイルドカードのセッション「2023年のスピリチュアルロードマップ」を受けました。

年筮のインナーチャイルドカード版で、サブタイトルに「これからの道のりは? どんな旅路?」とあります。スペインの巡礼に行くかどうか年筮を見て決めようと思っていたのですが、こちらのカードも大いに参考になりそうです。

 

上段のカードが現状。下段の左側が課題、右側が展望です。

現状はアラジンの魔法のランプ。

前日も年筮の回が昼と夜と2回あって、私は延々と易のランプをこすり続けています。黙々と立ち昇る煙は陰と陽の6つの組合せと得られた爻。立てた人に会わせて言語化するのは、まさに煙を人の形にするようなもの。

そして、易の会に限らず、毎日これを続けているのです。スペインの巡礼に行く前に易の本を書き終わらせなくてはいけません。担当編集者の産休で締め切りが大幅に延びたのはよかったものの、肝心の原稿がなかなか進みません。心はスペインに飛びながらも、六十四卦と格闘している日々です。後ろの本棚は古代から蓄積された易の知恵。私という通路を通じて今の時代に合わせた言葉にしなくてはいけません。窓の外にはスペインの風景が広がっているのに、いつ行けるのでしょうか。

 

課題はハートの8。

原稿書きをさぼって、ワインを飲みたい。そしてサウナと水風呂の無限のループ。頭の中が空っぽになり、多幸感に満たされます。「なにをそんなにあくせくしているの? 楽しみましょうよ」というセイレーンの誘惑がエンドレスに流れています。

 

サウナと酒の誘惑を乗り越えて到着すべき場所はクリスタルの8。ウラナイ8号室で初めて引くインナーチャイルドカードだから、8が揃った!?

アルコールもお風呂も凍ってしまったので浸れません。氷の上でひたすら8を描く練習をします。サンティアゴ・デ・コンポステーラへと続く巡礼路であり、永遠に到達しない修行の日々。氷の上にあるのは未完の8で、易の卦なら火水未済。巡礼は一度歩けば終わりではなく、生きている限り続きます。そして易も卦が出るたびに新たな気持ちで言語化を試みる必要があります。

玉紀さんに全体のタイトルを聞かれて「誘惑の氷結」と答えたのですが、「氷結」という酎ハイブランドがあるので「誘惑の封印」としました。三題噺で完結するようでいて、しょっちゅう振り出しに戻ってこの3枚をぐるぐる循環する一年になりそうです。

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