“東洋の占いで使う「十干(甲乙丙戊己庚辛壬癸)」の性質を、オーケストラの楽器に振り分けたらどうなるのだろう?”
と考え、元々は2年前くらいに自分のブログにあげました。今回はそれをベースに追記して再掲します。
以前のブログ↓
十干別オーケストラ楽器担当

 

ここでいう十干は生まれた日のものを指します。下の算命学の図で、ピンクの○の部分です。

陰占ですね。「元々持つ性質」なので、自分ではあまり実感しにくいとも教えられました。
それでいて他人には十干の性質が伝わりやすく、西洋占星術でいうアセンダントみたいだね、とも。

みずまち☆ゆみこ先生の「誕生日妖精うらない」のフェアリーちゃんも、十干が元になっていますね。

 

十大主星は右の四角いマスのほうです。陽占ですね。
青い丸が中心星で、「私は○○星です」と名乗るときはここを指しています。一番よく特徴が出る星ですね。
こちらは「どう行動するか」ということで、推し方と結びつけたのですよね。

以前、「十大主星でみる推し事」という記事もあげました。

 

この十干と十大主星の関係性

《私は(十干)の楽器の性質を持ち、(十大主星)のようなプレイスタイルをとる》

という感じでしょうか〜。例えば今日なら(上の図)

《私は(弦楽器)のような性質を持ち、(貫索星)のようなプレイスタイルをとる》

「貫索星はマイペースでコツコツ派なので、職人のような演奏になりそうです。
周りと合わせるより自分のスタイルを貫くことも好みますから、ソロ演奏活動もすると良いですね」

という解説になりますかね。

 

以前は十干別の担当楽器のみ書きましたが、せっかくなので、十大主星別プレイスタイルも書いてみるか〜!
以前から2年経ってのそれぞれの十干や楽器選びへの追加の一言も。

ご自身の命式を出されたい場合、こちらのサイトからどうぞ。
http://www.sanmei-gaku.com/sanmei/jintaiseizu.html

 

甲 コントラバス

甲は自然界では木。
みて、舞台の右側。
"木が並んでる!!"
…いえいえ、あれはコントラバス。
大きく揺るがず楽器を構える様子はまさに大木。
…ハイ、見た目からの選出ですwww
自分を曲げずことさら主張もせず
でもそこにいてくれる安心感があります。
音程の区別もつきにくい(低すぎて)、運搬も大変な楽器をあえて選ぶ、信念が通っているのも甲らしい。
→完全に見た目でのチョイスですね。もっとソロパートのある楽器でも良いかも、と今なら思う。もっと独立した感じ。

乙 弦楽器全般(コントラバス以外)

乙は自然界では草花。
舞台の中央に広がる、弓の草原!!
大木(甲ことコントラバス)に見守られながら、さざめく音たち。
一糸乱れぬボーイング芸。
乙はソロより集団向き。
足並み揃えてひとつの音色を作り上げる、弦楽器パートが似合います。
→人の中にあってこその乙と思っています。オケ以外でも、バンドなりアンサンブルなり、人と合奏しやすい楽器が合いそう。

丙 トランペット、クラリネット

丙は自然界では太陽。
明るく世界を照らす丙には、オケ内陽性楽器の二大巨頭・トランペットとクラリネットを選出しました。
"陽性楽器"(造語です)とは何か?それは「誰か演奏しても明るい音色が出る楽器」です。(甘夏談)
トランペットの明朗会計な真っ直ぐな音。
クラリネットの空から降るような軽くユーモラスな音。
どちらもひとの心を明るく照らすこと間違いなしです。
→間違いない、明るい。何かを放ってる明るさ。トランペットに限らず金管楽器が似合いそう。パッと場を照らしてくれる。

丁 オーボエ、いぶし銀のビオラ

丁は自然界では灯。
丁の持つ繊細な世界を表現できる楽器がオーボエ以外にあるか!?いや、ない!!
オーボエと言えば気難しい、気難しいと言えばオーボエ。
特徴のある音色で旋律を奏でまくる、丁にはそんな表現者が似合います。
オケの主役だよね。
もうひとつ、いぶし銀のビオラ。
ただのビオラではダメです。
独特の世界感をもち、集団のなかにいてもなぜかキラリと光るそんな個性を持つビオリストさん。
オケの中でもこだわりと表現には一目置かれる存在。
→ビオラはちょっと地味だったかなぁ、丁さんの心の情熱を表現するには。自分の心にフィットする楽器が1番ですね。その気になったらなんでもできる、その気になったら。

戊 トロンボーン

戊は自然界では山。
トロンボーン、その圧倒的な存在感により選出しました。
常時細やかに吹いているわけではないが、1度構えたら場をかっさらうかのような活躍。
舞台の背後から低音で見守り、支えています。
低音楽器全般、面倒見のよさを感じるのですが、特にトロンボーンは飲み会の世話を焼きそうなんですよねw
音楽面以外の人の繋がりを大事に育んでくれるのは、戊の人たちじゃなかろうか。
→土台になってくれるのは戊。揺らがない。コントラバスでもいいかな、チューバでも良いですね。存在感があるやつです。1音の影響力がデカい。

己 セカンドバイオリン、セカンドのつくパート

己は自然界では大地。
地味で目立たない、常にファースト(メロディライン)の下を支える、決してでしゃばらないセカンドバイオリン。
そして、ファーストに寄り添うようなセカンドパート。
メロディラインは伴奏に乗ることで良い旋律になると考えています。
支えなしにメロディは美しく奏でられないものよ。
己の人は音楽の土壌を作る人たち。
そして、団内ゴシップを1番知っているwww
→己の人は諦めない。耐性があるので、単調なリズムを刻み続けることも出来そうなんですよね。オールラウンダー型。

庚 打楽器、特にシンバル

庚は自然界では刀。
目の覚めるようなシンバルを鳴らすのは、庚しかいない。
その思い切りのよさ、度胸のよさ、一音入魂を発揮するなら打楽器でしょ!
あの人なら間違いない、という仕事をしてくれる。
曲の9割を座って過ごし、4楽章冒頭で一発鳴らし、いい仕事をした顔でまた座って欲しい。
終わったら、お客さまの喝采も独り占め。
打楽器は楽器にもよるけど、曲を支配することもあるんですよね。
出番は多くなくとも、インパクト大かつ責任重大な打楽器は庚さんしかいない。
→プレッシャーや責任に打ち克つのが庚さんの醍醐味ではないでしょうか。おりゃー!と一念発起した打力は誰にも負けない。

辛 フルート

辛は自然界では宝石。
そう、舞台の中央で輝くあなたはフルートです。
辛さんには輝いて欲しい!
涼しい顔で美しくメロディを吹き、客の話題をさらう、まさにオケの女王。
高音楽器(音が目立つ)、そしてメロディ(主旋律)を担当するための練習は相当なものでしょう。
でも、そんなことは感じさせない美しさを魅せることで音楽が輝きます。
見た目も音楽も麗しく。
→キレッキレの辛。楽器を演奏するって、結構泥臭いというか人間味出ちゃうこともあるけど、辛さんにはそんなところを出さないで欲しい。美しい姿で麗しい音色を奏でてくれ、賞賛するから。

壬 ホルン

壬は自然界では海。
中低音のなかでも、響きが広いホルンを選出。
ホルンのなかでも、どちらかというと朗々と歌い上げる高音パート(1st、3rd)がふさわしいでしょうか。
なめらかでいてあたたかい、包み込むようなホルンの音色で客席を感動の海に浸してくれる壬さんがみたい。
あの人たち、なんかいつも余裕な感じに見えるんですよね、不思議と。
→壬さんがホルンは、ちょっと大人しすぎるかなぁ。でも洋々とおおらかな音が似合う。どこからともなく出てきて、音楽をさらっていって欲しい。幅のある音。

癸 ファゴット

癸は自然界では雨。
ファゴットの、ユーモラスでありながら哀愁を漂わせる音色はミステリアスな癸さんのよう。
オブラートに包みながら木管パートを支え、中低音同士ホルンやチェロと絡み、本来のパートの仕事へ戻っていく。
あと案外曲中、演奏し続けている印象があるんです。中低音の宿命か!?めげず、へこたれず、気がつくとどこからともなく聴こえるファゴットは癸さんです。
→癸さんにファゴットは線が太すぎたかしら。でも常に鳴っていて常に傍に存在してる感じが大切。クラリネットとかもいいね。音が柔らかいもの。

 

楽器の性質と、オーケストラでの役割を合わせて当てはめてありますね。
じゃあこの楽器をどんなふうに演奏しそう?を十大主星別に見てみましょう。

十大主星別プレイスタイル

貫索星:マイペースな、職人的な(ソロ向きですね)
石門星:周囲をよくみる、全体を考えた(え?指揮者デスカ?)

鳳閣星:明るい音色の、解放感ある(鳴らしっぱなしwそれが良い)
調舒星:マニアックな、繊細な(極めてください)

禄存星:派手な、大胆な(眩しい!)
司禄星:まめな、合わせ上手な(そっと支えてくれる)

車騎星:はっきりとした、前向きな(勢いがよい…テンポ走ってない!?)
牽牛星:規律正しい、要求に応える(練習ガンバッテ…え?徹夜??)

龍高星:ダイナミックな、フリーダムな(あ、次入るのソコですヨ!)
玉堂星:折り目正しい、きめ細やかな(先生のいうことよく聞く)

 

…ちょっとツッコミも入れつつ。
この星の人って、演奏の仕方や演奏中こうなってそうだなと、思い浮かべながら。
練習方法とかにも、傾向が出そうですよね。
牽牛星中心の私は、音がズレるのが許せなくて曲が進まなかったりしますw
久しぶりに十大主星を形容詞で表現して、頭の体操になりました。

 

オーケストラを知る人も知らない人も、十干や十大主星を学んだり親しむきっかけとして使ってくださいね。

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