あおたのりこさんの発案によって実現した射手座新月インナーチャイルド会。リアル開催でカードを読むのは、やはり楽しい!

まず魚座新月までの流れで3枚カードを引いたら、隣の人が読んでくれるという刺激的な試み。二巡目は、それぞれが具体的なテーマに沿って「現在地点」「必要なチャレンジ」「到着地点」のカードを引きます。

私の3枚。

順番決めのチャクラカードも赤くてトップバッターになったのですが、私のテーマは「酒の飲み方を見直し、建設的に生きる」。

この秋に行った伊豆高原のやすらぎの里に精神科の看護師さんも来ていて、「アルコールを飲み過ぎるのでここに来た。依存症かもしれない」と話すと「依存症の人が、自発的にこんなところにくるわけないでしょ」と笑い飛ばされました。たしかに、治療を受けるほど病的ではないのかもしれませんが、今日はやめておこうと思っても夜になると冷蔵庫を開けてビールやワインを取り出します。

そうした現状が左端のクリスタルのエースです。

私にとって酒は一種のカンフル剤。何も成し遂げられかった一日の苦い後悔を忘れさせ、明るく前向きな気分にしてくれます。酔いが回ると万能の剣を手に入れた全能感に包まれ、先延ばししていた棚の整理やアイロンがけなど面倒なことに取りかかれます。作りおき料理なんかに手を出して火事を出さなければいいのですけど。発火している剣は危険だから抜くんじゃない! 外を飲み歩くのではなく自宅で一人飲みなので、まさにこのカードが現状です。

そんな現状を変えるための課題やヒントを示すのが「地球の子ども」。

メタ認知。「飲もうとしている自分」を上の視点から見るのです。やみくもに「アルコール禁止、もう飲まない」と誓うのではなく、なぜ飲むのかを分析。欲望に流される前に冷静になるワンクッションを置くべきでしょう。

それができれば3枚目の「ワンドの8」の状態へ。お酒は楽しく飲むもの。一人で飲むのを止めて、仲間と一緒に飲もう。たとえば旅先では、慣れない土地で飲み過ぎて宿に帰れなくと困るのでそれほど深酒をしません。初対面の人と話が盛り上がることもあるのは、アルコールのおかげ。旅先のように節度を保っていつも飲めばいいのでしょう。

 

こんな感じで、それぞれのテーマについて読んでいったのですが、感じたのはみんな何かの呪いにかけらているということ。人間になるために声を失う人魚や、魔女から「15歳の誕生日に死ぬ」と予言される姫など、おとぎ話には呪いがよく出てきますが、現実社会も呪いだらけ。そして、本人にはその呪いは当然のこととして内包されているので、異常だと気づけない。他人のほうが「その呪いはおかしい」と指摘できます。

私の呪いは「社会の役に立たなければ、生きている価値はない」というもの。「女らしく一歩引いて男を立てろ」なんて呪いはかけられなかった代わりに、定年退職して手持無沙汰になり酒ばかり飲んでいる親父と同じになってしまいました。この呪い、高齢者になるにつれ、じわじわ効いてきて苦しくなります。

 

インナーチャイルドカードはおとぎ話が元になっているだけあって、呪いの言語化には最適なツールです。呪いを解くためには、まず呪いを意識する必要がありますが、場所を選ばず口にすると敬遠されたり、利用されるリスクもあります。ウラナイ8号室という安全な環境を、改めてありがたく感じています。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事