「冷蔵庫の扉にマグネットでメモを貼り付けるのは風水的に良くないと言われたけれど、風水が生まれた時代には冷蔵庫なんてなかったから、そんなのは迷信だ」という書き込みを目にしました。
たしかにそうです。でも、そんなふうに古い教えを切り捨てていくと、何も残らなくなるのでは。人間の住環境は進化してきましたが、食べて寝るという本質の部分は変わっていません。古い時代の教えを現代生活にアレンジするかを考えてみてはどうでしょうか。
風水が生まれた古代中国は農耕社会ですから、収穫した作物をいかに保存するかが一族の命運を左右しました。雨水や寒気、害虫から食料を守り、外敵から狙われにくい倉庫の位置が真剣にに考えられていたのです。
これを現代社会にあてはめれば、冷蔵庫の食品管理です。腕利きの風水師なら、冷蔵庫の扉を開けて中を見るだけで、その家の経済状況を言い当てることができるでしょう。金運が低迷している家は、いつ買ったかわからない消費期限切れの食品を冷蔵庫の片隅に眠らせています。そして、冷蔵庫の扉にはもう必要もなくなったお知らせやメモが貼り付けられているのです。
金運が好調に巡っている家は、食品の在庫管理がよくできていて、冷蔵庫もすっきり整理されています。重要なメモは目につく位置に貼っているかもしれませんが、役目を終わったらはずされます。冷蔵庫のメモを見苦しいのは、もう終わったイベントのお知らせなどをいつまでも貼っているからです。
「風水なんて現代に役立たない」と言う前に、昔の教えを現代風に読み替えましょう。
この変換ができない人は易の爻辞を読み解けません。
「鼻切られ、足切られるような刑罰」
「旅先で宿が焼かれて、連れていた召使もどこへ逃げた」
「泥まみれの豚、車にのっている幽鬼。恐れて弓を引いたら、幽霊ではなく人だった。危害を加えるためでなく、婚姻のためだった」
そんなこと、現実に起こるわけがないと切り捨てる人は易とは無縁です。刑罰とか旅先の火事、酒か薬による幻覚が日常生活で何を意味するのか想像力を駆使できる人に易の門は開いています。
昔の教えをいかに現代風にアップデートできるかどうかが開運の分かれ道です。想像力と連想力を駆使してカビ臭い解釈を現代風に変革していきましょう。