世の中でもてはやさるアイドルグループは、メンバーのポジションを上手に分けて各自がファンを集める構成となっています。そんなことを考えるのは、このところBTSにハマっているから。

私の生きがいはズンバ。世間で流行っているものは何でも取り入れる雑食性がズンバのいいところで、最近BTSがかかります。もちろん本家のようなキレのあるダンスではなく素人でも踊りやすい振付にアレンジされています。

日本語学校で教えていた頃、「KPOPが好きで、本当は韓国に留学したかったけれど、親が勧たのは日本。同じ東アジアだから文化が似ていると説得された」という、ネトウヨが聞いたら発狂しそうなことをいう学生がいました。外国人学生の親世代は日本が経済大国だった時代のイメージで止まっているのかもしれません。日本語教師養成講座で「その国の言葉を学ぶ外国人の数は国力の反映」と教わりました。フィンランドの名門大学で日本語のクラスがなくなった一方で、フランスの大学では廃止の危機にあった韓国語学科の入学倍率が急騰しているとか。BTSは韓国語の地位を世界的に高めるほどのビッググループです。

先日、杏子さん主催の易の読み会のリアル開催に参加された方から「井波律子先生の講座に出て、ガルシア・マルケスについて話し合ったことがある」という垂涎のエピソードをお聞きしました。井波律子先生はザ・バンドの大ファン。三国志の登場人物とザ・バンドのメンバーを重ねる記事を読んだことがあります。そのノリでBTSとウラナイ8はどう対応するかを考えるようになりました。

BTSにはボーカル、ダンサー、ラッパーなどの役割があり、各メンバーは得意ジャンルを1~2つ選んでいます。ウラナイ8もメンバーそれぞれ得意な占術があります。

最初に結びついたのはSUGA(シュガ)。色の白さが砂糖のようだからSUGAで、甘夏さん。寝るのが大好きというのんびり屋さんですが、音楽プロデューサーでもある実力者です。

メインボーカルのJUNGKOOK(ジョングク)は断然、玉紀さん。ズンバで使われるのは、”Permission To Dance””Dynamite””Butter”の3曲ですが、いずれも口火を切るのはJUNGKOOKで、まさにパフォーマンスの要。

全員がハンサムではつまらないからか、「ビジュアル担当」は二人だけ。

「ワールドワイルド・ハンサム」と讃えられるJIN(ジン)は、もともと役者志望だったのに歌と踊りのアイドルグループに入ったのが、占い師じゃないのにウラナイ8に加入したともみんさんにかぶります。

そしてもう一人のビジュアル担当がV(ヴィ)。四次元アイドルとも呼ばれる完璧な美しさは、まるさんが生み出したウラナイ8のロゴのよう。

ともみんさん、まるさんともに、配信イベントではファッションに注目が集まるのもビジュアル担当にふさわしい。

リードボーカルでリードダンサーのJIMIN(ジミン)は、ゆみこさん。美声の持ち主という共通点。やさしそうな風貌で、みんなのまとめ役でもあります。

いつも笑顔のJ-HOPE(ジェイホープ)は、杏子さん。メンバーの中で唯一ピアスをしないのは「親にもらった体を傷つけたくないから」。子育て経験のある杏子さんに通じるエピソードです。

そして私は、RM(アールエム)。幼少期の夢は詩人というのに、ぐっときました。メインラッパーで言葉担当。一人だけ東アジア系の顔で7人の中で真っ先に見分けがつき、スーツ姿になればやり手の金融業者のよう。アメリカのドラマで英語を勉強したというのも私との共通点です。

 

ウラナイ8の結成の話を玉紀さんから持ちかけられて、玉紀さんの人選なら大丈夫と思ったのが2019年。早いもので3年目ですが、メンバー同士でかぶることなくポジションを住み分けているのも、うまくいっている秘訣です。

BTSは今や韓国の顔となり、おいそれと脱退や解散もできないでしょうが、一般人のグループは出入り自由。今のグループでの立ち位置が気に入らないなら、さっさと抜けて新天地を探すのが得策です。

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