ここ数年、ずっと行きたいと思っていたヴィッパッサナー瞑想の合宿をキャンセル。
習慣的にアルコールを飲んでいるような人間には無理と言われたのですが、本気で行きたいのなら禁酒して申し込めばいいわけです。
https://bob0524.hatenablog.com/entry/2024/09/24/105428
結局、瞑想をあきらめたのは杏子さんの易の読み会で占ってもらった結果が大きく影響しています。「ヴィッパサナー瞑想合宿に行ったらどうなるか」ではなく「私にとってヴィッパサナー瞑想とは」という占的にしました。行けるかどうかわからない状態だったので。
ゆみこさんとヤヲリさんが、ぴったり同じ水山蹇(すいざんけん)に二爻を出しました!
「水山蹇は当たる! 2つ出たときは絶対に当たる!」と思ったのは、スペイン巡礼の成り行きでもを二人の方が水山蹇を出したからです。そして文字通り、足が萎えて山道で歩けなくなりタクシーを呼びました。
11泊12日、無言の行でデジタル断ち、本もノート、ペンもない状態で耐えられるわけがありません。立往生して途中でギブアップか。
内卦を自分、外卦を相手(ヴィッパサナー瞑想)とすると、私は山のようにじっと瞑想して動かないのだけど、相手が水で悩みや苦しみ。悟るどころか体の痛みや過去のトラウマに苦しめられそう。そして、ストレートに読めば10日以上も座りっぱなしで運動もしなければ、運動能力が衰えます。ヒップホップなんて踊れなくなるかも。
ゆみこさんには、私の良さが損なわれるとも言われました。
私の良さって何だろう。この歳にしては健康なのは、日々のエクササイズのおかげ。まずそこが損なわれる。
そしてどこかに行ったら、誰かと話して自分の文章にまとめること。ずっと仕事にしていたことだし、今は趣味として楽しんでいます。
スペイン巡礼では、世界各国から来た人たちの話がおもしろくて夢中になって聞いたものです。
何度も巡礼をしているベテラン巡礼者と話す機会があると、アドバイスを忘れないようにしなくてはと必死にメモしました。
「ワオ、君と話していると自分がVIPになった気分だ」と言われ、ずっと雑誌記事を書く仕事をしてきたから、一種の職業病だと説明しました。
何十年も続けられたのは、好きだし得意だったから。人生をロールプレイイングゲームに例えるなら、「人の話を聞いて文章化する」のは、私の持っている数少ない武器の一つです。武器を置いていかざるを得ない場所に近寄ってはいけない。水山蹇はそう警告しているようです。
ヴィッパサナ―瞑想合宿の代わりに伊豆高原のやすらぎの里に予約を入れました。この春にも杏子さんと行ったリトリート施設です。ここなら会話や読書、ネットはやり放題。今回は養生館にしたので、海辺のトレイルウォーキングもできます。やはり自分の武器は常に身につけておくべきでしょう。