来月は十二支の子(ね)の月。申子辰の吉方取りができます。
詳細は杏子さんのブログで。
https://natsuseannco.com/ekikigaku/14812/
九星気学を学ぶにあたり、「吉方に行けば開運するのなら、九星気学の専門家はみんな幸運な人生を送っているのか」という疑問を抱いていました。命術なら「占い師は自分のことを客観視できない」という理屈もありますが、九星気学はとにかく開運を目指す占いであり、その人がどんな人物かはあまり重視しません。
実際に吉方に行ってみて効果が実感できたことが多いし、旅に出ると楽しくて視野も広がります。そのおまけとして開運すれば儲けものです。
吉方取りは引き寄せの法則と似ています。
強く願うだけで叶うなら、すべての人が欲しいものを手にしているはずです。しかし現実には、富を手に入れたのは引き寄せの法則をネタにした高額セミナーの開催者ではないでしょうか。
引き寄せの法則のネタ本の一つ、ウォレス・ワトルズ『金持ちになる科学』は1910年発刊。
たとえば「家が欲しい」と願ったとしましょう。その家はどんなデザインで、間取りをどうするか、どんな家具を置くか、細部まで具体的に想像します。そして、そんな家に住んでいる自分はどんな気分で暮らしているか。あこがれの家に住んでいるのですから、心穏やかで寛大になり、なにごとにも積極的に取り組んでいます。そんな人の周りには人が集まり、仕事のオファーもあるかもしれません。そんなポジティブなイメージを保ちながら、目の前にある今の仕事を一生懸命こなしていくうちに住宅資金が貯まり、家を手に入れます。
引き寄せと言いつつも、個人の努力が不可欠なのです。どんなに具体的にイメージを思い浮かべたとしても、部屋に引きこもってごろごろしていたのでは何も変わりません。
吉方位も同じです。八方位の象意からどんな幸運が訪れるか期待しても、現実の行動が伴わなければ机上の空論に過ぎません。
来月に申の方位(西南西)に行くとして、どんなふうに開運したいですか? そして、そのために自分でできることは? 具体的な行動を起こすきっかけになるからこそ、吉方位は効くのです。