2月6日の配信イベント「開運虎の穴」、ご視聴いただいた方々、ありがとうございました。

寅午戌の三合火局の話をしましたが、九星の象意では占い師は九紫火星(午)。ひらめきが必要であり、人生航路を照らす灯りのような存在だから。そして六白金星(戌亥)も占い師を指します。六白は天。占い師は天の運行を読み取るからです。ある程度まで占術を学んだなら、寅の勢いで鑑定を始めてみると午と戌に行き着くでしょう。

三合は十二支の三つで作る三題噺です。客席から3つのお題を出してもらい、即席で演じるのが落語の三題噺。お題には人、品物、場所という縛りがあり、「酔っ払い、財布、芝浜」のお題でできあがったのが落語の『芝浜』です。

寅午戌は火局なので華やかなイメージがあり、おしまいが戌で「財」となることから意識して取って来ましたが、申子辰三合水局も好きです。そもそも、財を手にしたかったのは「費用を気にせず、行きたい時に行きたい所へ旅立てる」ためです。辰の巽宮(そんきゅう)には「人間関係」「良縁」「商売繁盛」の他に「遠方」や「旅」といった象意があります。

2012年の辰年、北(子)と西南西(申)によく行きました。この年はフィンランドにハマった年。フィンランド人の友人が欲しかったので、方位取りに加えて申子辰にふさわしい行動を考えてみました。

申は西南の坤宮(こんきゅう)、母親の宮。カウチサーフィンでフィンランド人旅行者を自宅に泊め、宿の女将のように世話をしました。カウチサーフィンのサイトを見た日本語学校から連絡があり、フィンランド人学生のホームステイも引き受けることに。まさにホストマザーです。

子は北の坎宮(かんきゅう)。これはフィンランドが方位的にも北なのでフィンランド映画と音楽にのめり込むこんでいればOK。

そして申と子を強めれば、辰の結果が出ます。2013年にフィンランドに行き、あらかじめ関係を築いていたフィンランド人の家や別荘に泊めてもらい、とても充実した旅ができました。その後、日本語教師養成講座に通い、ホームステイを受け入れていた日本語学校に就職。養成講座の先生には「あの学校は帰国子女なみの英語力がないと採用されない」と心配されたのですが、学生を受け入れていた信用がものを言いました。

八方位は八卦に対応しているので、九星気学と並行して易を学んでいたことも三合の三題噺を作るのに役立ちました。自分が狙った通りのストーリー展開にならないこともありますが、それはそれでおもしろいので、十二支の巡りと吉方取りを楽しんでいます。

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