3カ月ごと、柔軟宮の月に参加しているインナーチャイルド会。
前回の乙女座の8月には、3か月間サウナと温泉、水風呂三昧で過ごすという能天気なカードが出ました。
8月頃の日本にはコロナに対する楽観ムードが広がっていました。重傷者や死亡者が少ない何らかの理由「ファクターX」があるとか。それが今やいつ医療崩壊に至るかという状況です。
とりあえず3月の魚座までの3か月間の過ごし方についてカードを引いてみることにしました。いつもと同じように、大アルカナ、コート、小アルカナから1枚ずつ。私はインナーチャイルドカードを持っていないのでウェイト=スミス版のタロットで引きます。
大アルカナは3カ月前と同じで星! 私にとってはサウナ後の水風呂。ということはこれからも交互浴三昧を続けてもいい? ひっそりした個人旅で、混雑していない温泉やサウナなら行ってもかまわないということでしょうか。
前回の2枚目と3枚目はともにカップで、カップのクイーンは外気浴のととのい椅子、カップの10はサウナトランス状態と、サ道を究めることしか浮かびませんでした。
今回は様相が異なります。
2枚目はワンドのページ。なじみの場所ばかり行くのではなく、新しい水風呂を開拓。
そして3枚目が、ペンタクルの5! やだ、貧乏人のカード!
でてきたカードを目にすると、とっさに自分はどこにいるか考えます。私はステンドグラスの内側でぬくぬくしています。寒い屋外に困窮した人がいることを見ようとせず。
先週、この本を読みました。
英国の男性ジャーナリストがアマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシーで働いた体験記。ワンクリックで欲しい物がすぐ届く便利さの裏に、過酷な労働環境があることを訴えています。
私は生まれ年の巡りがよく、そろそろリタイアという時期にコロナ禍となりました。社会が大変な状況なのに、自分だけぬくぬくとした状況に甘んじていいものか…。
玉紀さんがインナーチャイルドカードに置き換えてくれました。
水風呂の前に手桶で汗を流す女性は、星に願いをかけて井戸にコインを投げ込む少年に。前回は良質な水風呂のために水質調査をしているように見えましたが、今回は視野を広く、志を高く持つべきか。
2枚目は星の王子様。地球を離れるような広い視点。
そして貧乏人のカードは堅実そのもののクリスタルの5に。ここで完成した家は自分のためではなく社会のためのものでしょう。下世話な私は「株式投資のポートフォリオ」にも見えました。そうなると1枚目のコインは新規株への投資か。私はニューヨーク市場がメインですから、2枚目の星の王子様のようにぐるっと地球を半周しています。屋外で寒さに凍える人々を少しでも助けるような企業を探し、3枚目のポートフォリオを見直してみます。
同じカードが出ても、3枚の流れを追っていくとまったく異なった物語ができるのがインナーチャイルドカードのおもしろさ。そして、インナーチャイルドカードの会の楽しさは、人の物語も読ませてもらえるところです。3か月後はどんな物語が展開するのか、今から楽しみです。