JAL「どこかにマイル」で旅の行先が福岡になったので、柳川に行ってきました。

出発前に杏子さんの易の会で旅の成り行きを占いました。九州地方は断続的に雨が降る予報で「水」が出るかと思ったら「風」ばかりでした。

まず、杏子さんが出したのが巽為風(そんいふう)の上爻。「大雨を心配してもしかたがない、天気任せで柔軟に計画を変えていく旅を」というアドバイス。遠方への旅は八卦の「風」ですから、あちこち飛んでばかりの私にはぴったりの卦です。

ヤヲリさんは天山遯(てんざんとん)の初爻。「逃げ遅れて最後尾」で最も危ない爻ですから、避難勧告が出てもぐずぐず宿にとどまって危険な目に遭うのでしょうか。あるいは増水しているのに川下りを強行して船が転覆するとか? 無理はするなという戒めかもしれまえん。

読み会が終わってから気が付いたのですが、天山遯(てんざんとん)は二爻ずつまとめると下から陰陽陽となり大巽の卦、すなわち大きな風となります。

私が出したのは山風蠱の初爻。ここにも風がありした。

結果的には、雨は心配したほど降らず時々日が差す曇りでした。川下りも危険なく運行。八卦の「風」は「木」でもあり、船を象徴します。「柳」という地名、名物の鰻は九星の四緑木星の象。風だらけの旅でした。

https://bob0524.hatenablog.com/entry/2024/07/20/053206

そして私が山風蠱を出したのは、旅の間中『統合失調症の一族』を読んでいたから。精神病の家系に生まれ、遺伝を克服し人生を切り開こうとする末娘は父や母を正していくという山風蠱の爻辞そのものです。

https://bob0524.hatenablog.com/entry/2024/07/15/104821

 

柳川から帰った翌日はスキマほーるで阿佐ヶ谷七夕ウラナイまつりの打ち合わせ。

占いは、異なる視点をもたらしてくれます。

 

自殺するほど思い詰めていても、北原白秋のように空の青さや風の優しさに気づけば「もう少し生きようか」という気持ちになるもの。

そこまで深刻でなくても、誰かから告げられた言葉が当たり前だと思っていた日々を見直すきっかけとなることはよくあります。阿佐ヶ谷七夕ウラナイまつりに参加される方々の体験が一種の旅となり、視点の切り替えをもたす機会になりますように。

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