人が占いに行きたいと思う時の気持ちは様々。
そのうちの一つに
「占いを通して自分の物語(ストーリー)を語りたい」
というのがあります。
今までの自分の歩んできた道を、そして自分という存在を語りたいというのは誰にでもある欲求であり、心の整理に役立つと思います。
私達はお客様から物語を伺って、占いという別の目線から見たその方の物語をお客様に語っているのでしょう。
当然ながら物語は百人百様。
穏やかな物語の人もいれば高低差が激しい物語の人もいるし、一人として同じ物語の人はいません。
そしてもし同じような物語の人がいても、「その物語をどう感じるか」は主観によってバラバラです。
ただ傍から見てどんなにいい境遇の人でも、どこか自分の物語に欠けや不満、そして後悔を感じているものだと思います。
100点満点大満足の人なんているんでしょうか?
最近私が思うのは
「自分の物語に、どれだけ心の中でケリをつけてこれたか」
が大切なことなんだということです。
決して自分の物語を華やかにするとか、人に賞賛されるようなものにすることが大事なのでは無いのです。
ケリも無理してめでたいものにする必要はない。
欠けた部分にはまるピースを必死に探し続け、最後に「ピッタリじゃないけどまあこれでいいにするか」という風に思えれば上等ではないかと。
おそらく人は死ぬまで物語の欠けを数えているのかもしれませんが、それでもできる範囲で自分なりの結末をつけたいところ。そうでないと辛いばかりではないでしょうか。
もちろん占いでそれが叶うわけではないのですが、多少の気づきや手助けになることもあるでしょう。
時には慰めとなることもあるでしょう。
よかったら鑑定であなたの物語を聞かせてもらえたらと思っています。