先週に引き続き「別に書いていいよ」と言われたので娘の話。
先週はこちら
GW初日は娘の好きな歌い手さんのライブに一緒に行ってきました。
この日のチケットは何か月か前に取ったので、先週書いたように脳内がハリーポッターが充満している今の彼女には、ライブは楽しみには楽しみだけどなんというか消化試合のような趣きがあり、今までの熱意はかなりクールダウンしています。
それでもライブが始まればそこそこ盛り上がり、楽しい時間を過ごしました。
ライブの終わりごろ、私はちょっと早めに抜けてお手洗いに行っていて、ライブが終わってから娘とまた会ってすぐ
「聞いて!確定ファンサもらった」
と言われました。
(一応説明:「ファンサ」はファンサービスの略で、確定ファンサは確実に自分に向けて推しがなんらかのアクションをしてくれることです)
席はそんなにすごく良い席ではなかったのですが、ライブ終わりにこちらからの「○○ちょうだい」みたいな呼びかけに気づいて返事してくれたというので「そりゃ確定だね」となりました。
実は彼女は数か月前にすごくいい席だったのにファンサをもらえなかったことがありまして、「あんな目の前にいたのに無視された!私の隣の子には(ファンサを)返していたのに」とプリプリ怒っていたことがありまして。たまたまですけど2~3回似たような状況が続いたようなのです。
ファンは大量にいるのだから別にあなたとわかって無視するわけじゃないし、しょうがないじゃないと言っても怒りでヒートアップしていたのを見ていたので
「あーー、くれくれくれくれと髪を振り乱して必死に言っている時には願いは叶わなくて、平常心でくれという時は叶うんだ」
というのが私の最初の感想です。
スターやアイドル側の人たちも必死の形相をしている子より余裕のある子の方に目が向くのであろうか???
まあファンサに限らず、願いと言うのはそればっかり考えている時は叶わなくて、ちょっと忘れてしまっている時の方が叶うという話をたまに聞きますが、それをリアルに可視化できたような気持ちです。
すっごく欲しいものを忘れるのって難しくないですか?このシステムは構造的に欠陥があるような気がしないでもない・・・ですが真実なんだろうなと思った出来事でした。