最近は以前よりガッツリ「占いを学びたい」という方は減った印象がありますが、それでもぽつりぽつりと講座や個人レッスンなどで算命学やタロット、易、手相等を教えています。
その中でも命術(誕生日を元にして占う方法)はどうしても習得に時間がかかります。初級の辺りはは九九のように暗記してしてしまわないと話にならない部分も多いですし、中級、上級は基礎がしっかりわかっていないと理解が追い付かずスカスカになります。
「三歩進んで二歩下がる」を繰り返しながら先に進むような感じです。

 

先日みずまち先生のホロスコープ読み会に参加したとき、色々表ではできないような裏話が沢山ありました。
これぞリアルの醍醐味です。
その中で
「何度も初級を繰り返して受ける人が結構存在する」
という話が出ました。教える方からすると「もっと次の段階に行ってほしい」というのにずっと同じ場所でワンダリングしていてどうなのかなあ、ってところです。

(ちなみに「初級がおろそかなのに上級を学びたがる」という人も存在し、こちらも違う意味でどうかなあ、となります)

 

 

自分が教わる立場だった時に確かにそういう人はよく見かけました(自分が教える側だと私の生徒さんにはあまりいないかも)
今更初級を学んでどうするの?みたいな人が繰り返して初級講座を受けているのです。最初は「補修みたいなものか?」と思っていました。ひととおり勉強してから初級に戻ると実際新たな発見もきっとあるでしょう。

しかし実際は「わたしはまだまだだから」という永遠の初心者でいたい気持ちがあるのですね。
なんだよ永遠の初心者って!!と思いますがそれは言い訳だったりする。言い訳の裏には色々ありますがここでは言わないでおきます。

 

自分の足りない箇所を補おうと思ったら教わる(input)だけではいくらやっても埋まりません。
それこそ逆の「教える」(output)は一番有効です。教える方になると意識が180度変わります。

そこまで行かなくてもoutputをしないとその知識は「片手落ち」なことはよくあります。
私は算命学の基礎を教える時、レジュメはわりと質素で自分で書き込んでもらうようにします(まあ細かく作るのが面倒という私の手抜きもある)。その時、星の名前の漢字が書けない人がすごく多いです。
ほとんどの人が「牽牛星(けんぎゅうせい)」を読めますが、ほとんどの人が最初「牽はどう書くの?」となります。あとは「鳳閣」や「禄」「舒」も悩ましい。
最初は書き取りドリルじゃないけどなるべく文字を書いてもらいます。「算命学は漢字が苦手」という話も聞きますが、そんなに出てくる文字は多くないから頑張ってくれ。

 

みなさんは「牽牛」書けますか?

 

 

※こちらを参照してください。

 

 

自分の手を動かしたり、口を動かしたりすることが知識を定着させる重要な要素です。
動画を撮ったり、今ブログを書く人は減った印象がありますが文章を書いたり、Xで限られた文字数で何か伝えるというのもoutputとして有効でしょう。
占い師として活動する人、したい人には必須です。

 

 

 

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