9/30 土曜日のデイリーメッセージ《いまこの時期の運気は私に何を求めているのか？》

みなさま、おはようございます。
土曜担当の翡翠先生はスペイン巡礼中のため、チーム「開運招き猫ーず」が、みなさまといっしょに良運を招き寄せるメッセージをお届けしております。

第六週目は、紅谷柘榴先生が担当します。日々追われる日常の中で、占いのエッセンスを活かしながら、家族と暮らす様子がしみじみと綴られています。 

文中には「どの占術でも、だいたい私は、結婚運は悪いと言われるタイプ…」とありますが、旦那様とはずっと仲良しだそうです。その秘訣や心持ちなども描かれていて味わい深かった（ちょっと笑った）。 「破れ鍋に綴じ蓋」という諺もあるように、お互いにしっくりくることが幸せってことなんでしょうね。それではどうぞ〜（深瀬まる）

今は日々自分の体力や気力の限界と格闘中…ですが

おはようございます。紅谷柘榴です。
秋は起承転結の転、物語が転ずる時、音楽なら転調する時、それまでの流れを変えて何かが起こる時、ここが物語で一番強調したい内容だったり、転調して高らかに歌い上げたり、トーンダウンしてみせたりで、変化の季節ですね。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか？ 

私は、今は日々自分の体力や気力の限界と格闘中ですが、占いと関わっていることで、占いの利点としての、自分を客観的に見つめてみようとか、俯瞰してみようという心持ちを獲得できている。いやできるように努めようとしています。 

夏の盛りに、同居していた次女がついに、家を出て行くが決まりました。
そんな次女の引っ越しを今度の週末に控えたある月曜日に、引っ越しで大いに活躍してもらうはずだった我が家で唯一の男性である夫が、足に全治8週間の怪我をしました。 娘の引っ越しをサポートするどころか、当分歩けませんという状態で自宅待機に。 歩けないけれど、自分でトイレもはいれますし、上半身も頭も至って元気です。でも動けない人をサポートする私の一日の歩数は通常の倍以上になります。 

何気なく人のために動き続けているだけで、結構疲れます。疲れると人は当然、自分のキャパシティーを越えていくので、日々私の毒舌は全開になっています。夫から、もう少し優しく言って下さいとクレームが入りますが、それでも私たちが殺伐としないのは、大いなる発見でした。 

夫とは、仲良くやれているから、30数年共に暮らしているんですが、そのほとんどの時間は、子供も一緒だったので、子供が引っ越して行ったら、私は寂しさをどう埋めたらいいのだろうかと取り越し苦労していたのに、そんな感傷にひたる間もなく、日常に追われています。 

今の運気は私に何を求めているんだろう？という視点

占いをやっていて、時期を読み続けていくと、今のテーマは？とか、今の運気は私に何を求めているんだろうという視点を持てるようになります。 

夫が怪我してツイテない。娘も行ってしまった、可哀想な私って、かつての私なら泣いたり、この流れを恨んだりしていたと思うんですよ。 でも私、よくやっているのでは？と、出来事の中で自分を肯定的にとらえられるだけ、私なりに成長していた。そして今、ここでの発見とか、収穫もちゃんとあるんですよね。 

結婚して働き盛りで忙しかった夫を、私は無口な人だと思っていたけれど、夫の仕事量が年齢と共にダウンして、帰宅が早くなり、歳月の積み重ねも伴って、現在の夫はとてもお喋り。月が双子座だし、西方鳳閣星なので、そうだよねぇお喋りだよねぇと、受け入れるしかないのですが、隙を見せるとすぐ怒涛のように話しかけてくる。でも私も彼自身から、私のお喋りを内容はいい加減にしか聞いてなくても、聴く姿勢を示し続けてきた彼の禄存星らしさから、教えられたコミュニケーション力を真似して、話半分だけど、聴いていますよアピールはしておきます。 

どの占術でも、だいたい私は、結婚運は悪いと言われるタイプです。 

でも私は結婚によって多くのものを得たり、学んだりして、結婚を維持管理してきました。ここで、改めて、夫が動けなくなり、彼が担っていたものの総量が、具体的に感じられて、夫は夫で努力して、彼なりに結婚や家庭を維持管理してきたんだなという、改めての発見があったのです。まあ、ずっとマメで働き者の夫として、私は大いにサポートしてもらっていると知っていたけれど、彼の分も動こうとか、彼の分担していた家事も私がこなしてみるとより有難みが増しました。

そして、毎日、3食2人で顔を突き合わせて食べて、介護的サポートも必要で、私は疲れているけれど、喧嘩にならず、殺伐とせず、なんとか３週間過ごせているのは、これからの老後へ向けて大きな支えてになりそう。笑い合える、一緒に面白がれる相手だったから、なんとかここまでも、そしてこれからもやって行けそうかなと。 

老々介護は大変そうだ！のその入り口は覗いたけれど、今回は全治８週間という期間限定だから、こんなお気軽な気分なのかもしれないけれど、私は自分を知っているので、期間限定でも、ダメなものはダメとか、これからの老後を毎日顔つきあわせているのは無理という発見もありだったと思うので、今回の出来事は、これからの私の人生におけるパートナーシップを見つめ返すために、必要な事象だったのかもしれません。ここから夫婦2人の生活という新しいステージが、始まったんだよと、思い至らせるように。

子供が巣立って行ったということは、イコール夫婦2人になってしまった。
望むと望まざるとも、新しい環境の中で、私はこれからどう生きたいのかを再確認する。 次へと、再スタートをしていくタイミングを迎えていることを、時期も、出来事も教えてくれています。 

自分の現状を見直して、精査して、もう一度ここからの「私」の物語を展開していく、そんなことを考えながら、転じていく季節の中で、私も皆さんも、自分のやりたいことを再確認する、それは有限な時間の中で何を選んでいくのかということですね。その有限の中で、目的や、目標を明確に出来たらいいと願っています。 

とりあえず、私は過去より、今と明日に向かって、喜びと苦しみが混ざり合ったまま、生きるプロセスを充実させる状態を過ごせたらと目論んでいます。 

そういえば、南阿佐ヶ谷のウラナイトナカイの閉店時に、お店で不要になったホワイトボードを柘榴先生が引き取ることになったんですが、最終日に旦那様が車で迎えに来てくれました。旦那様、とても穏やかで優しそうな雰囲気で、お似合いのご夫婦でした♡　とはいえ、今現在ご夫婦2人の生活という新しいステージが始まったばかりとのことで、今後の展開も楽しみです（他人事ですみません💦）。この続きをいつかどこかに載せていただけると嬉しいです。