私達は普段の会話の中で「あの人は器が大きい(小さい)」という言い回しをすることがあります。
「器」という言葉には「人物や能力の大きさ」という意味があります。器が大きいというと人としての度量が大きいとか、能力が十分に備わっていることを表します。

先日、その「器」とはちょっとニュアンスが違うかも知れませんが、友人とした「器」の話して面白かったので今日は書こうと思います。

 

 

その友人は新卒で入った会社で知り合った、もう30年来の付き合いなのですが、大変生活がコンパクトです。
そもそも欲が無いというか、ああしたいとかこうしたいとかがも昔からあまり無かったようで日々何処かに行く事も少なく、ずっと同じ場所で淡々と暮らしていますし、仕事も最小限です。
昔一緒に働いていてとても優秀な人なのを知っているので「もっとその優秀さを活かしてもっと働いても良さそうなのに」と無関係な外野は思ったりするのですが、日々の生活が過不足なく暮らせれば良いようです。

 

本人曰く「ほら私、器がちっちゃいから。中の水もそんなにいらないし」とのこと。
確かに人は取り扱えるエネルギー量というか、可能な仕事量がそれぞれ違いますよね。それを器という言葉で示すのもしっくりきます。
この友人の器はデミタスカップくらいだかな?って二人で笑いました。中身も半分ちょっとくらいがご本人には適正らしいです。いっぱい入れると余裕がなくなって疲れるとのこと。

 

 

それをいうとわりといつも動き回っている私の器はもう少し大きくマグカップくらいはあるでしょうか。結構欲張りだし。
もっともっと大きい人は大ジョッキとか??(私はそこまで大きくないはず)

でも私は過剰放出タイプなので、だばだば溢れるくらい中身を注いでしまうのがデフォルト。飲みにくい。
器の大きさは人によってもう決まっているのかも知れませんが、どのくらい中身を入れるかも大事でしょう。私はもう少し中身を8割程度に抑えたほうが取り扱いやすいはず・・・

 

器の容量の大小はその人固有のものなので良い悪いはありませんが、中身との兼ね合いはあると思います。
なんでも図にする私は図にしてみました。

横軸が器の大きさ、縦軸が中身の量。
基本的には器が小さければ量も少なく、器がそこそこ大きければ量もそこそこあってほうがいいかなと思います。ピンクのゾーンが適正かなと考え色を付けてみました。
例えばAmazonの倉庫くらい大きい倉庫に荷物がちまっとしかなければ場所代の無駄だし、家庭用物置に荷物をぎゅうぎゅうパンパンに詰めても取り出しにくいだけ。バランスの問題でしょう。

コンパクトな人はコンパクトな暮らしが、ダイナミックな人はダイナミックな暮らしが合う。そこを取り違えるとバランスが悪く無理が生じます。

 

 

この考えは「金運」についても似たようなことが言えるのではないでしょうか。
人は本当にそれぞれ器と取り扱える量が違うので、周りを見て「いいなーー」とうらやむことは意味がない。私が翡翠先生の金運をうらやんで真似してもおそらく私は同じようにはできないのと一緒ではないでしょうか。
足るを知るは大事ですね。

 

※追記※

みずまち先生がこの話を西洋占星術の視点で説明してくれた記事を書いてくれました。
西洋占星術がわかるかたは是非読んでみてください。

 

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