相場の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」があります。一つのカゴに卵を盛ると、カゴが落ちるとすべての卵が割れてしまいます。複数のカゴに分散しておけば、リスクが分散されるのです。

これは依存にも当てはまります。アルコールやドラッグ、あるいは買物とかギャンブルなど特定の対象に依存すると社会生活が破綻します。でも、依存先を分散させれば何とかなるのでは?

「自立とは依存先を増やすこと」と提唱している医師もいます。依存先が多ければ一つの依存先との関係が浅くなるからです。

アルコールに依存していますが、旅に出ればアルコールを飲まない日が多くなります。普通の人と逆ですが、温泉旅だと夕食後の入浴ができなくなるからです。海外旅行で出国する日も飲みません。酔っ払った状態では乗り換えを間違えたり入国審査が通らないかもしれないから。国際便のJALのラウンジでは魅力的なお酒が飲み放題ですが、ひたすらノンアルコール飲料を飲んでいます。

そしてズンバやヒップホップのクラスがある日は飲みません。コロンビアでサルサのレッスンを受けたときは、開始前にラム酒やビールが出されたのでびっくりしたのですが、ステップを正確に学びたかったのでミネラルウォーターを選びました。

アルコールに加えて旅とダンスにも依存しているのでなんとか生きています。

 

推しについても、分散したほうが安全ではないでしょうか。可処分所得や自由時間のほとんどを一人の推し活に使っている人がいますが、もしスキャンダルや引退が報じられたらかなりのショックでしょう。

知り合いがBTSのJ-HOPEのコンサートに行ったら、最初から最後まで隣の人が大声で一緒に歌い、その人の声しか聞こえなかったと嘆いていました。抽選で当たってかなりの金額を投じて手に入れたアリーナ前方席のVIPシートなのに。韓国で聖地巡礼ツアーをして、youtubeで彼らのステップを見るだけで満足してる軽いファンでよかったと思いました。

別の推しはエヌビディアのCEO、ジェンスン・フアン。彼のスピーチを聞くたびに、BTSのリーダー、RMとともにノン・ネイティブのアジア人が到達できる最高の英語力だとほれぼれします。しかし、実際に株を買っているのはエヌビディアではない半導体企業です。ジェンスン・フアンの動向をチェックしていますが、推しと金儲けは分けたほうが精神的に楽なのです。

カゴの中に一人の推しだけではリスクが大きすぎます。依存先はできるだけ多くしたいもの。そのためにも新しい場所に行き、新しい体験にチャレンジを。年を重ねるごとに、新しいことに手を出すのがおっくうになりがちなので、自戒を込めてそう考えています。

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事