杏子さんのおかげで無事に開催できた九星気学の講座。

吉方位は簡単に知ることができますが、年盤と月盤と本命星を重ね合わせて自分で割り出していくことで、なぜその方位が吉なのか、どんな効果があるのかが実感できます。

後は行動あるのみ。あれこれ理論を知っていても、実際に動かなければ何も始まりません。

杏子さんが早速、北に動きました。

https://natsuseannco.com/betterfortune/9091/

暦を眺めていたら来月(子月)より今月(亥月)のほうが北は良いと判断して、思い立ったが吉日、昨日出かけてきました。

(中略)

「動いてみよう」という気持ちと、それを実行してみるという精神が物事を動かす、というのが吉方位で開運というものの根底にあるのだと思います。吉方に行ったから運が転がり込むわけではない。

まさにそう! フットワーク軽く動けるなら、それだけでもう大丈夫。

 

運気の底から抜け出せない人は、物理的に動けません。ジェットコースターのような人生を歩んでいるペンネーム「借金玉」という人が書いた『発達障害サバイバルガイド』という本を読みました。発達障害を治すことはむずかしいらしく、障害をかかえたまま人生をうまくやっていくノウハウが書かれています。たいていの人は診断は下されないものの、多かれ少なかれ発達障害の面があるのでは。組織で働くのが苦手で、部屋を散らかしながら次から次へと新しい計画を立てる私は、診察を受ければADHD(注意欠如・多動症)の診断が下されるかもしれないと思って読みました。テレビがあるサウナを忌み嫌うのも、感覚過敏かもしれないし。

貧しい時代が長かった借金玉さんは、友人知人に多重債務者がいました。彼らを何とかしようと試みたけれど、失敗。長年染みついた生活パターンを変えられないからです。

唯一、効果があった方法は「引っ越しをする」! そう、吉方取りより何倍も効果があるのが転居です。

借金玉さんの友人で、300万円以上の多重債務から立ち直った人は、まとまったお金を友人たちから借りて、引っ越しを敢行。家賃ばかり高くて荒れ果てた部屋を出て、郊外に部屋を借りたのです。

「人間が変わる方法は3つしかない。時間配分を変える、住む場所を変える、つきあう人を変える。最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ」というのは経営コンサルタントの大前研一の言葉とされていますが、真理を突いています。時間配分を変えるのは意志の力が必要だし、人間関係の断捨離は物よりむずかしい。だったら引っ越しだ! 断捨離の番組でも「引っ越すつもりで片付ける」というアドバイスがよく出てきます。わざわざ運賃をかけて新居に運びたい物かどうかは捨てる目安となります。

 要は、浪費する原因から、物理的に遠い場所に引っ越せばいいのです。引っ越しをすれば、現状の収入と返済を踏まえて持続可能な家賃の部屋を選ばざるを得ないですし、強制的な生活リセットをかけられます。ついでに、借金を増やしていってしまう悪い習慣とも「物理的に」距離を取ることができます。

何より大きいのが、引っ越しの住所変更をする手続きの過程で「自分が生活するために最低限の固定費が月々いくらかかっているのか」を把握し直すことができます。

そんなことは引っ越ししなくてもできる、というのは甘い考え方です。(中略)支出の把握は「なんとなく」できることではありません。

運気の落とし穴から抜け出すためには、方位に関係なく環境を変えればいいのです。吉方位でなかったとしても、今がどん底ならそれ以上悪くなることはありません。しかし、運の悪い人は引っ越しする気力もサポートしてくれる友人もなく汚部屋に住み続けゴミをさらに積み重ね、近所の人の通報で腐乱死体となって発見されたりするのです。

「引っ越し貧乏」という言葉もありますから、お金のかかる転居は人生の中でそう多くない方がいいでしょう。そして現在の自宅が大好きなので死ぬまで住みたいと思っている人もいます。私もその一人。ここに住んでいたから、近所の美容院から阿佐谷の七夕祭りの占いイベント開催を頼まれ、そこからウラナイトナカイとつながりました。その後ウラナイトナカイは我が家から徒歩5分の南阿佐谷に移転。ウラナイ8の誕生でメンバーとの縁はますます深くなりました。

転居しないなら、手っ取り早い環境の変え方として、吉方旅行はおすすめです。慣れ親しんだホームグラウンド離れて、アウェイの場所に身を置くことで自分にとっての優先順位がクリアになります。

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