コロンビアの旅は予想以上にすばらしかったのですが、唯一もやもやしたのが現地の日本語ガイドさん。

決して悪い方じゃないのですが、相性がちょっと…。

そもそも日本人ガイドを頼む必要はなく、現地で手配すれば十分でした。コロンビアの物価からすると、費用もかなりかかりました。食事を一緒にするのですが、その代金もこちら持ち。それはいいのですが話がおもしろくないのが致命的。日当は前払いしているけれど途中からガイドを断って別行動にしました。直接、コロンビアの人と関わったほうがずっと楽しいから。

 

一番の不満は「危険なコロンビア」だとさんざん吹き込まれたこと。「ホールドアップに備えて使わないスマホと現金を用意するように」「歩きスマホなんかしたらiphoneをひったくられる」など。ガイドをお願いしたのは、公共交通機関では行きにくいガルシア=マルケスの生地に行く4日間とコロンビア郊外の観光の1日だけでしたが、他の日にもガイド業務を受注したいために不安をあおっていたのではないかと邪推しています。

 

長年のあこがれだったコロンビアなのに、出発が近づくにつれ「行きたくない」という気持ちが強くなりました。悪い想像がどんどん広がります。反政府ゲリラに誘拐されて日本政府との交渉となったら、「お気楽な高齢者が無謀な旅に出て日本に迷惑をかけた」と大炎上。イラク人質事件、そしてコロナの初期に海外旅行から帰国して陽性が判明して村八分になった旅行者もいました。

一番迷惑をかけるのがウラナイ8です。「占い師なのに、事件に巻き込まれることも予言できなかったのか」とさんざん叩かれるでしょう。想像力が暴走してマスコミの見出しやネットの罵詈雑言まで思い浮かぶようになりました。さらに易の本。思いがけず重版を重ね三刷までいったのに、著者が炎上したら出版社に抗議も寄せられるでしょう。世の中には炎上に参加して苦言を呈したいというという暇な人が多いのです。

 

易でいえば、火沢睽(かたくけい)の上爻。

睽(そむ)きて孤(こ)なり。豕(いのこ)の塗(どろ)を負うを見る。鬼を一車に載(の)す。
先には弧(ゆみ)を張り、後には之が弧を説(と)く。
冦(あだ)するに匪(あら)ず。婚媾(こんこう)せんとす。往きて雨に遇えば則ち吉。

そむいて孤立し、泥だけの豚を見る。鬼が車にいっぱい乗っている。弓を射ようとするが、後に弓をおろす。害を加えようとするのではなく、結婚しようとしている。雨は陰陽が交わる象徴で、最終的には吉。

六十四卦×六爻の384の文の中で最も長く、最も狂っていると言われる爻辞です。

「街には麻薬でキメた危ない人がうろうろしている」「よそ者が足を踏み入れるだけで身ぐるみはがされる街」「ナタで襲ってくる不法移民」「エメラルド採掘は犯罪者が利権を握り、採掘場に近づくと殺される」等々、ガイドさんから聞かされた怪談の数々。実際に会ったコロンビアの人々は、犯罪どころか助けてくれるために近づいてくれました。

 

想像力がないと人生はつまらない。「あの人は想像力がないから」というのは私がよく言う悪口です。でも想像力がありすぎるのも考えもの。特に不安をあおるような想像はどこかでストップをかけたほうがいいでしょう。悪い想像が広がったら、火沢睽(かたくけい)の上爻を呪文のように唱えることにします。

日常的に占いに接していれば、「これはこの卦(カード)のパターン」と考えを整理することができます。今日から2日間にわたって開催される「阿佐ヶ谷七夕ウラナイまつり」。気軽に占いに触れる機会としてご活用いただければ幸いです。

 

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