コザの街を歩いていると大通りを入ってすぐのところに占い師が座っていました。そのまま行き過ぎたのですが、思い直して占ってもらうことに。特にこれといった予定もなく、本やネットで仕入れた情報をもとに街中を気ままに歩く一日です。コザ独特の空気感に触れたいのなら、地元の占い師に言葉を降ろしてもらうのもいい方法ではないでしょうか。
金髪で紫の服を着たスリムな体型。てっきり女性だと思い込んでいたら、70代半ばの男性でした。
1000円のシンプルな占いもあるけれど、深いところまで知りたいのなら3500円。自分は地球とつながっているのでメッセージが湧いてくるといので、そちらにしました。
「仕事を引退して、旅ばかりして自由に生きているけれど、何か私にやるべきことがあるのか」と質問。同業者であることは伏せました。旅先だし向こうもやりにくいだろうから。
とっかかりとして手相と爪の状態を鑑定。男まさりの強い運勢で、心配することは何もない。人に使われるより自分で仕切る。このあたりはくっきりした運命線と太陽線から教科書通り。「これほど強い太陽線は見たことがない」と言われました。
好きな色を聞かれたので青と答えました。私のオーラも青色で、濃い青も薄い青も持っていて、白と黄色を加えるといいけれど、赤は闘争の色なので私にはふさわしくないそうです。なるほど。この人のオーラは紫なんでしょう。
次は趣味。スポーツクラブでダンスのクラスに出ていると答えると、「ヨガのクラスもあるはず。ヨガをやってみたら? 僕のように地球とつながることができるから」というアドバイス。
音楽がないと体が動かないのにヨガか…と言葉を濁していると「あなたがやるのは、伝えること。若い人にもどんどん伝えていくといい」と畳みかけてきます。同じ業界にいることがバレてる? 私の年代なら占い師に相談するのは家族やお金、健康といったところでしょうが、一切そんな話を出さなかったので、ここに着地するしかなかったのかもしれませんが。
ここまで当ててもらったら満足。後はこちらから質問しました。沖縄の独特の民間療法やスピリチュアル業界について東畑開人『野の医者は笑う 心の治療とはなにか』で読んだので、この占い師のバックグラウンドも知っておきたかったのです。今はリゾートホテルもできた島の出身。「先祖に何人も同じようなことをしてきた人がいて、昔の考え方もよく知っているし、今の若い人の正しさも理解できる、あなただってヨガをやればそうなれる」とまたこっちに返ってきそうになったので、お礼を言って切り上げました。
対面鑑定のいいところは、自分が知りたいことが明確になること。勘の悪い占い師だと、頼んでいないのに金運アップの方法をアドバイスしようとします。コザの占い師にはそういうところが一切なく、気持ちよく占ってもらいました。占い師であることを隠して占ってもらうのは意地悪かもしれませんが、占い師だってたまには人の視点から観てもらいたいのです。
















