11月に入り、冷たい気を感じるようになり体がもこもこしてきましたよ。
心と体の健幸をサポートする、金曜日のデイリーメッセージ 白鳥ともみがお贈ります。

秋は五臓・肺と関連する季節。五気は「燥」です。
乾燥の季節ですが、肺は乾燥を嫌いミストな状態を好みます。肺の潤いが不足すると声がかすれたり、咳が出たり、口が乾いたりといった症状となって現れます。

「柿が紅くなると医者が青くなる」とも言われる柿。古典には七つの長所が記されているそうです。

  • 長寿
  • 陰を養う
  • 柿の木に鳥の巣なし
  • 柿の木から落ちる虫なし
  • 霜後紅葉は目の保養に
  • 来客のもてなしに
  • 落葉に落書できる

中国から伝わった柿ですが、葉を薬として使ったのは日本だそうで、今でも柿の葉茶は血圧を下げると言われ親しまれています。ヘタの部分はヒネショウガと煎じるとしゃっくりを止めるなど幅広くと使われる柿、医者いらずとして重宝されていたのですかね。

性質は寒性

肺を潤す性質があります。風邪を引くと喉が腫れて痛みが生じる場合柿が助けとなってくれるでしょう。
また喉がイガイガしたり、空咳、口の中の渇き、冷たいものを口に含みたいという場合助けになります。
肺と表裏関係にある大腸、乾いてカチカチ便秘の場合腸を潤し便通を助けてくれるでしょう。

干し柿の表面に付着した白い粉は咳止めとして使うことが出来ます。

冷えが気になる方や産後、生理痛があり温めると緩和するなどの方は“生モノ”は柿に限らず普段から控えましょう。
特に寒性の蟹との食べ合わせは冷えを増長させるので控えましょうね。

今日も健幸な金曜日をお過ごしください。

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