6月に入りました、梅雨入りした地域もありますね。梅雨入り前から咲き始めた紫陽花もそろそろ見ごろが終わりでしょうか。
心と体を育てる金曜日のデイリーメッセージ《健幸養生便》白鳥ともみがお届けします。

 

梅雨、天の気は水が溢れ、過剰な水は滞り清らかさを失います。
日本は海に囲まれ、日本人は湿の影響を受けやすく五臓の脾に負担を生じます。五臓・脾は体に必要な基本物質「気血水」を生成する工場であり消化吸収を担い、脾胃の健康が体を支えるとも言われます。

体を栄養する食物の第一の消化は噛むこと。
「口に入れるとふわふわっとしてとろけて美味しぃ―」が美味しさの表現でもある昨今、また朝や昼、時間に追われ噛むより飲む、飲み込む食習慣になっていたり、顎が痛くて噛めないなど噛む動作への意識の低下、噛むことそのものが弱くなっている印象もあります。

30回の咀嚼とまではいかずとも噛むことを意識する、噛む食習慣。口に食物を運んだ後、箸を一旦おき噛む。お気に入りの箸置きを膳に揃えて箸をおく習慣、おススメです。

年齢と共に消化力も衰えます、ドライシンドロームと言われ肌の乾燥のみならず唾液の分泌の低下します、味覚に鈍感になることもあります。今から噛むことを意識されてみてはいかがでしょうか。

今日も素敵な金曜日、健やかなる一週間をお過ごしください。

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