玉紀さんの「占い学び直し実況」が最高におもしろい。
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天禄星は「とにかく負けない」ことがだいじなので、持久戦の泥仕合に持ち込んで、引き分けを狙ったりします。賢いというか腹黒いというか。わたしが絶対に敵に回したくないのは天禄星関係者のみなさんです。
心に浮かんだのが下柳剛。最も魅了された阪神タイガースの投手で天禄星持ち。
私は学生時代に甲子園球場のボールガールのバイトをしていたほどの虎ファン。あれ以上の仕事に巡り合うことはもうないでしょう。
下柳がタイガースにやって来て先発ローテーション入りした時は、やや否定的な見方でした。生粋の関西人ではなく九州出身。2003年の阪神入団時は30代半ばでプロ野球選手としては盛りを過ぎているように思いました。
ところが下柳は独特な存在感を放ち、虎ファンの心をがっちりとつかみます。剛速球で相手をねじ伏せるのは若い投手。下柳はスピードは遅くても制球力で打者をのらりくらりとかわして優勝に貢献しました。
勝ち投手の権利を得るのは5回以上を投げ切ってチームが勝利すること。ロートルの下柳は、ともかく5回を投げ切って試合を作ることを目指し、2失点ぐらいあっても味方の援護で勝ち投手になり40代で二桁勝利も挙げました。
阪神在籍時にFA宣言し、ベイスターズとの争奪戦に。野球界一の愛犬家でビールの名にちなんだ「ラガー」「バド」「ミラー」「コロナ」「オリオン」「チンタオ」などの犬を飼う下柳との交渉は遠征の際の犬の待遇の条件を争う交渉となり、タイガース残留が決定。
オフシーズンに石垣島で自主キャンプを行おうとしたところ、飛行機の貨物室からラガーの切ない鳴き声が聞こえ、来年からは船で移動できる奄美大島をキャンプ地にしました。
タイガースのキャンプを追いかけて沖縄に行ってラガーに会ったのは最高の思い出です。下柳はラガーの専用付き人も雇っていました。「触ってもいいですか」と許可を得て、ラガー様につやつやの毛並みに触れることができました。その後、下柳の控室近くに移動すると、練習を終えた下柳の「おお、ラガー!」という嬉しそうな声が聞こえました。
残念ながら私は天南星がなくて、次の天将持ち。のらりくらり勝つよりも、一旦は負けて最終的に勝てばいい。
人生いろいろ。全部勝たなくていい。負けがあってもいい。本当にだいじなところさえ勝てればいい、というのは天将星的な美学ではないかな。
そうそう、だからニューヨーク市場で戦い続けているのです。株式取引で全戦全勝はありえない。負けている銘柄があっても、それを上回る勝ち銘柄があれば、それでいいのです。